逆子の直し方
妊娠30週(8カ月)くらいまで、赤ちゃんは羊水の中で動き回っています。
30週以降、だんだんおなかの中がきゅうくつになってきて、 赤ちゃんの姿勢は固定し始めます。
通常、妊婦のおなかの中で赤ちゃんの頭が下になるのですが、頭が上で足やおしりが下になっている状態を逆子(骨盤位)と呼びます。
逆子の状態の妊婦の多くに、下腹部の張りと冷えが見受けられます。
赤ちゃんにとって好ましくない状態なので、解消するように心がけましょう。
逆子は、生まれるときに、頭ではなく、おしりや足から生まれてきます。
ですから、たいせつな頭がいちばん最後に出てくることになるのです。
しかも、頭より先にへその緒が出てしまうので、産道にへその緒が挟まります。
その間、赤ちゃんは呼吸ができないので、酸素を体内に取り込めなくなり、赤ちゃんは危険な状態になりやすいのです。
自然なお産を望んでいても、逆子だと帝王切開になることもあり、助産院や自宅での出産が不可能な場合もあります。
妊娠30週を過ぎてから逆子の場合には、逆子を直す体操などで努力をしましょう。
逆子が直ると、おなかが柔らかくなり、胎動が気持ちよく感じられるようになります。
出産直前に逆子の場合、出産施設での対応はそれぞれ違います。
健診のときに、どのような医療措置がとられるのかを聞いておいて、納得のよく解決方法を見つけましょう。
○逆子の直し方
1 言い聞かせ
おなかに手を当てて、赤ちゃんに「できるだけ頭を下にしようね」と言い聞かせて、効果があった人も。
2 お灸
ふだんから下半身を温め、夜寝る前に次の2つのツボにお灸をします。
お灸をしている間は、おなかに手を当てて、赤ちゃんがひっくり返るように念じましょう。
三陰交(さんいんこう)
両足の内くるぶしから、手の指4本(人さし指・中指・薬指・小指)分上にある
至陰(しいん)
足の小指のつめの外側の根もとにある
3 逆子体操
毎日1~2回、逆子体操をしましょう。
夜寝る前には必ず行い、赤ちゃんの背中側を上にした状態で横になって寝ます。
赤ちゃんの背中が、妊婦のおなかの右にあるときは右側を上にして、おなかの左にあるときは左側を上にしましょう。
赤ちゃんの背中を上にして、重力で赤ちゃんの背中を下に向けさせようとするもの。
その1
あおむけに寝て、両ひざを立てる。
↓
腰を上げ、腰の下にクッションなどを置いて、そのまま10分ほど保つ。
その2
よつんばいになり、腕を曲げて、床につける。
↓
腕の上にあごを載せ、おしりを上げる。
4 リラックス
妊婦が無理をすると、おなかが固くなって、逆子になりやすいといわれています。
5 よつんばいでハイハイ
一日何回も、よつんばいで部屋中を歩き回りましょう。
よつんばいになってぞうきんがけをすると、さらに効果が高まるようです。
6 逆立ち
1回1分、逆立ちをして腰を振ります。
必ず、介助してもらって逆立ちしましょう。
一人で行う場合は、プールの水の中で逆立ちをするといいでしょう 。
7 足湯
ある助産師さんの話では、足が冷えている人は、お産がなかなか進まないそうです。
また、逆子の場合も多いとのこと。
足を触って冷たいと感じたら、足をお湯に浸して温めましょう。
8 肩・背中のこりほぐし
肩や背中がこっている人も、逆子の場合が多いそうです。
だれかにマッサージしてもらうのが理想ですが、自分の手のひらを緊張している部分に当て、温感を与えるだけでも、血行を促す効果が得られます。
こりを防ぐため、目を酷使しないことも大事です。
9 外回転術
34週になっても治らない場合には、おなかの外側から赤ちゃんを回す「外回転術」があります。
これは専門家に行ってもらいます。


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