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甲田光雄医師について書き残しておきたいこと その4

甲田光雄先生の容体がいよいよ悪くなったころ、私が取材させていただいたときに、森美智代さんという女性を紹介されました。
「森さんは仙人や」と甲田先生はおっしゃっていました。

体調を悪くされて甲田先生が診療をお休みされたころ、「とても残念だ」と語る患者さんに会ったことがあります。
また、甲田先生がお元気だったころには、患者さんの中で「病気の私を差し置いて、研究者の人と熱心に話していた」と口にした人もいます。

患者さんにとって、「私の甲田先生」だったのでしょう。

私は仕事でしか先生とお会いしていません。
その立場で敢えて言わせてもらえば、先生は医師であると同時に、「少食を世に広める」使命を帯びた伝道師だったのです。

「私は診てくれないのに、マスコミの取材には応じるのか……」と思う人もいたでしょう。
しかし、残り少ない命を、時間を、より多くの人に少食を広めるために、いい意味で、先生はマスコミを利用したのだと思います。
そして、少食の伝道師として、森美智代さんを選んだことを、私たちマスコミに知らせたかったのでしょう。

甲田先生になんらかの形でかかわった人は、全員、少食で引き出される人間の潜在力、食糧難を救う「愛」の少食について、周りに広めていかなくてはいけないのかもしれません。
「甲田先生は偉大な先生だった」「私は甲田先生と親しかったんだ」などと喧伝するより、もっと大事なことがあります。
甲田先生のカリスマに頼ることなく、少食を多くの人に知ってもらうこと。
どんな難病でも絶望せず、「私は治る」と心に決めて少食すれば、治癒力が発揮されるのです。
生をこの世に受けたからには、全力で全うするべき。

とはいえ、青汁で生活にするに至らない私ですが。

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30代後半、どうやって新しい恋を始めるの??

周囲にはアラフォーで独身の女性が複数います。

そのうちの一人が、子宮筋膜症になりました。
月経の度に、ものすごく痛むと言います。
医師から、ピルで女性ホルモンをコントロールする治療を紹介されました。
しかし、ピルを飲み続けるということは、妊娠の可能性をなくすということ。
彼女は、以前から子ども好きで、自分自身、子どもを生んで育てたいという意思があります。

この話を彼女から聞いて、私は「どんな男とでもかまわないから、結婚しなくてもいいから、とにかく子作りしなさい!!」と言ってしまいました。
シングルマザーはとても大変だけど、今、子どもを生まないと、生めなくなる可能性は高いのよ……

私の発言は、彼女には受け入れられませんでした。
当然です。
男性と付き合って、結婚して、妊娠して、出産して、子育てをする。
何事にも段階があります。
いくつもの段階をすっ飛ばすのは、多くの女性にとって抵抗があるでしょう。

でもね。

私が2年前に出産したとき、老齢の男性産科医に「高齢出産だから」としきりに言われました。
かなりムカッと来たのですが、事実ではあります。

私自身、女性を「妊娠し、出産する性」ではなく、「おしゃれして、ちやほやされる性」「男性と同じくらい働く性」ととらえてきました。
妊娠・出産をないがしろにして、仕事や遊びしか頭になかったのです。
そんな私が、妊娠を考えた経緯の一つに、取材でお会いしたベテラン女性産科医の厳しい言葉でした。
要約すると「いつまでも子どもが生めるわけではない」「女に生まれたのなら、妊娠・出産を真剣に考えなさい」ということです。

ベテラン女性産科医によると、子宮や卵巣のトラブルがふえているそうです。
子宮筋腫も「良性の腫れ物」と雑誌では注をつけますが、産科医が筋腫を手術した例ではガン化した腫瘍も見つかっているとのこと。
子宮を取るか取らないか、決断を迫られることもあるというのに、のほほーんと「いつか子どもが欲しいの」なんて悠長にかまえている場合ではない!
そんな話でした。

話題は戻って、妊娠・出産に至るまで、段階があるのは事実です。
ここで難しいのは、30代後半になってくると「盛り」の時期が終わっていることです。
かっこいいからと一目ぼれをする、一晩で恋に落ちる、などなど、男性に対する気持ちの盛り上がりは乏しいものです。
複眼的に人間を観察できるのは、大事な成長です。
しかし、恋愛からはどんどん縁遠くなります。

しかも、冒頭の彼女については、「見合いとか、結婚相談所とか、そういうのは嫌なんです。肩書きで相手を決めるなんて」。

30代後半で、新しく恋が始まるのは、どんなシチュエーションなのか、だれか教えてほしいものです。

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