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倍音 一つの音の中のハーモニー

私たちが、例えば「ド」の音を出したとき、同時に1オクターブ上の「ド」の音やそのほかの音も出ているそうです。
これを倍音と呼んでいます。

「倍」といっても、2倍、3倍……と、数は無限。
ですから、「ド」の音は、無限の音のハーモニーで出来上がっているわけです。

ところが、私たちが耳にする音楽は、結果として一音の中のハーモニーを削除することになっています。
CDやダウンロードする音楽は、データを軽くするために、倍音を減らす方向で操作が加えられているからです。
電子キーボードなどについても、サンプリングした多種の音のデータを軽くしているわけですから、当然、音は単純です。

先日お会いした音楽関係者のかたの話では、私たちの発声も単純化しているとのこと。
腹の底から、体の中を響かせ、のどを震わせる発声だと、さまざまな音が含まれるのだそうです。
しかし、口先だけでぺちゃぺちゃとしゃべると、声が単調で平板な響きになるようです。
腹に力を入れる必要がないという点で、後者の発声は効率的といえるのかもしれません。

さて、私たちの周囲には「癒しの音楽」とか「α波を出す音楽」などがよく流れています。
鳥のさえずりがピロロと聞こえ、波が引いては寄せ、ピロリーとシンセサイザーの音が聞こえ……

どんな癒しの音楽も、生の声にはかないません。
音のハーモニーが失われているからです。
自然の中の音も、サンプリングする段階で、ハーモニーが排除されてしまいます。

大橋力氏の「ハイパーソニック・エフェクト」論によれば、人間の耳には聞き取れない音までも含む音が、自律神経とかかわる脳に働かせ、心身をリラックスさせたり、免疫力をアップさせのだそうです。

先に紹介した音楽関係者ですが、クラシック音楽を癒しに使う仕事に就いていました。
「でも、実は、音とか、もう嫌になったんです。そのせいかめまいなどに悩まされるようになって……」

そのかたは、一時的に仕事を離れ、自然の多い地方で生活していました。
そこで聞いた風の音、木々の音、鳥の声で、とても幸福な気持ちになったのだそうです。
やがてめまいも治り、仕事に復帰して、なぜかクラシック音楽も受け入れられるようになったとのこと。
「今思えば、たくさんの倍音を自然の中で浴びたことが、私の心と体を治していったのかもしれませんね」

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占いやスピリチュアルで幸せになれるのかな??

占いやスピリチュアルがブームです。
占いや迷信にとらわれ、余計な心配をして、無駄なお金を使い、理に合わない行動をしていませんか。

多くの人が、占いなどを気にしたとしても、必ずしも信じているわけではないでしょう。
ただ、昔からそう言われているから、周りが口にするから、ついつい気になってしまうわけです。

その点でメディアの影響は、非常に大きいものです。
雑誌やテレビなどで占いやスピリチュアルが取り上げられるうちに、定着し、増幅されてしまったのです。

科学的な根拠もない迷信は、快適な生活を送る上での障害になります。
陰陽説、五行説、鬼門説などに、根拠はあるのでしょうか。

例えば、十二支は象形文字で、鬼門説は中国の紀元前数千年の昔話がもとになっているそうです。

また、これらの説に矛盾が多く見受けられます。
同じ事象が、流儀や方法によっては吉にも凶にもなってしまいます。
そして、どうして吉なのか、どうして凶なのか、説明されていません。
根拠がないから、説明できないのでしょう。

人間の文化は、既成の考え方を打ち破り、問い直しながら、刻々と進歩してきました。
大昔の生活の知恵や古代人の考えを、現代の生活に当てはめるのは無理があります。

大好きな人なのに、すてきな家なのに、楽しく暮らしているのに、占いの結果が悪いだけで、人間は不幸になってしまうのでしょうか。
愛している人でも、前世でソウルメイトでなければ、別れてしまうのでしょうか。
家相が悪いだけで、多額のリフォームや引っ越しは必要なのでしょうか。
幸せになるために、占いやスピリチュアルを気にすることはありません。
なにが自分にとってたいせつかをしっかりと考え、明るく前向きに、そして周囲に優しく、元気に暮らしていくことです。

○五行説(ごぎょうせつ)
紀元前600年ごろに中国に生まれたとされ、木火土金水の5つの要素が人の運命に影響を与えるという説です。
「木星」「火星」「土星」「金星」「水星」の五惑星と人間に相関関係がある考えます。
中国では肉眼で見える五惑星を辰星(しんせい)、太白(たいはく)、螢惑(けいわく)、歳星(さいせい)、填星(てんせい)と呼びました。
螢惑を赤く光るから火に結ぴ付けて火精(火星)、白く光る辰星を水精(水星)などとし、「木火土金水」の各文字に意味を持たせています。
五行説では赤・白・青・黄・黒の5色で吉凶を判断しています。

○陰陽説(いんようせつ)
中国易学の二元論です。
男と女、日と月、南と北などすべてを陽と陰に分けます。
陰陽2つの原理が循環し、融合し、変化するところに、この世のすべての事象がおこるというものです。
日本に伝来して陰陽道(おんみようどう)となって、日の吉凶や禍福を暦に記すようになりました。

○鬼門
陰陽道(おんみょうどう)では、東北は鬼が出入りする方角として「鬼門」と呼んで、忌み嫌っています。
しかし、中国風水では土地や住宅の北東方位について、特に気にしないようです。  

○十干(じっかん)
1カ月を3つに分けた日の順序を表すもので、甲・乙・丙~でした。
順番を表すだけで文字には本来意味はありません。
 
○十二支(じゆうにし)
12カ月の順序を表すもので、それぞれの季節を表す象形文字が変化したものてす。
1月に該当する“子”は北斗七星が地平線から姿を現わしたところを示しています。
識字率が低かった時代の庶民に覚えさせるために“ねずみ”などの動物をあてはめたものです。
日本に入ったときには、最初から動物で説明されていました。
もとは順番ですから、それ自体に意味はありません。

○九星説
白・黒・碧・緑・黄・赤・紫の7色で吉凶を判断しています。
絵の具でも最低12色はありますし、この地球上の色彩は無限です。
例えば、赤にもいろいろな赤があります。

○風水
根拠は「四神相応」(しじんそうおう)です。
東は青竜、西は白虎、南は朱雀、北は玄武という四神(四獣)に相応した土地を指します。
東に流水、西に大道、南にくぼ地、北に丘陵をもつ地形がもっとも良い地相であると説明されます。
東や南から心地よい風が流れ、北の寒風を山がさえぎるような土地は快適でしょうが、南半球だとどうなるのでしょうか。

○六曜
暦や一部のカレンダーに、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口として記載されているものです。
これは、中国で昔、1カ月を5つに分け、6日ずつの単位を作ったものです。

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