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鼻詰まりを解消して体を強くする!仕事の効率をアップする!

睡眠中の鼻詰まりが
肥満を引き起こすことも!

ずいぶん前の話になりますが、居眠りして新幹線を運転していた運転士が睡眠時無呼吸症候群だったと報道されました。睡眠時無呼吸症候群とは、その名のとおり、眠っている間に一時的に呼吸が止まる病気です。

いびきが大きい、そして何度も止まる、というのが代表的な症状。
太っている人は、体の内部も太っていて、気道が狭くなっています。
そのため、あおむけで寝て舌の位置が下がると、気道がふさがれてしまいます。
狭い気道を空気が出入りするときにいびきが生じ、舌で気道がふさがれると呼吸が止まる。
これを繰り返しているので、睡眠中の呼吸が妨げられて、酸素不足の状態です。

また、息苦しさで、眠りが浅くなってしまいます。
運転士が居眠りしていたのは、夜、しっかりと眠れていなかったからです。

昼間の強い眠気とともに、異常な食欲も特徴の一つだと、睡眠呼吸器科の医師に聞いたことがあります。
体がだるいから、エネルギーが不足していると脳が勘違いをして、「甘い物が食べたい」「いつもおなかがすいている」などと食欲が強まるのだそうです。
結果、食べすぎて、さらに肥満が進み、睡眠時無呼吸症候群が悪化するという悪循環になります。

もう1点、睡眠時無呼吸症候群で注意したいのは、子どもです。
大人と違って、子どもには病気に関する知識がないので、「自分は睡眠時無呼吸症候群かもしれない」と気づきません。
そのため、授業中にぼーっとして成績が悪い、だるくて不機嫌、朝に起きられないなどの理由から、不登校になってしまう例もあります。

私が話を聞いたのは、睡眠時無呼吸症候群が原因で不登校になった男の子のお母さんでした。
睡眠時無呼吸症候群をCPAP(シーパップ)という方法で治療した結果、男の子は活発になって、体重が減り、学校にも楽しく通えるようになったそうです。

鼻が詰まると呼吸が妨げられ
よく眠れない

睡眠時無呼吸症候群ほどの悪影響はないでしょうが、鼻詰まりも軽く見てはいけない症状だと私は考えます。

個人的な体験で恐縮ですが、私は妊娠中に副鼻腔炎になってしまいました。
薬などを飲まずに我慢したところ、眠れないストレスでどんどん体重が減りました。
私の子どもについては、睡眠中の鼻詰まりがひどかった翌日に発熱しました。

鼻は外気を取り込む入り口です。
ここがふさがれると、当然のことですが、呼吸に悪影響が及びます。
体に取り入れる酸素が不足し、病原体から体を守る免疫力も落ちてしまうのです。

鼻も実は
自律神経の影響を大いに受ける

私たちの意志とは無関係に体をコントロールしている自律神経。

自律神経は全身に張り巡らされているのですが、顔の自律神経は他の部分とはまったく違うと、耳鼻咽喉科の石井正則医師に聞きました。
顔の自律神経は細やかで、とても複雑なのだそうです。
顔にある鼻の血管なども、自律神経に支配されています。
自律神経のバランスが乱れている人は、鼻詰まりも起こりやすいといえるでしょう。

ところで、以前のブログにも書きましたが、石井医師の話では、「副交感神経を優位にするには、一度、交感神経をかなり刺激しなければならない」ということでした。
つまり、リラックスしてのんびり過ごし、息を深く吐き出しても、すでに自律神経のバランスが崩れている人は副交感神経が優位にはならないのだそうです。
ですから、数秒間、息をぐっと止めて、交感神経を一気に優位にする。
その後、ハ~と息を吐くと、今度は副交感神経が優位になってくるわけです。

絶えず緊張感がある交感神経優位の生活、あるいは、だらだらとした副交感優位の生活を送っていれば、鼻は詰まりやすいし、夜も眠れないし、不健康になるのですね。
鼻の通りをよくするには、1日1回は強い緊張感があり、その後はゆっくり休息を取るといった、メリハリのある生活を送ったほうがよいのかもしれません。
鼻だけでなく、体全体に言えることではありますが。

■鼻詰まりの症状
鼻詰まりは鼻の中を空気が通りにくくなった状態で、鼻閉ともいいます。

■問題点
鼻が詰まると、頭がボーッとする、息苦しい、眠れないなど、とても不快です。
鼻から空気が入ってこなければ、体に必要な酸素が取り込めません。ですから疲れやすくなります。
加えて、免疫力が低下して、カゼなどを引きやすくなります。

■西洋医学的に考えられている原因
最も多いのは、鼻の粘膜が腫れて起こる鼻詰まりだと考えられます。
鼻の中には、下鼻甲介、中鼻甲介、上鼻甲介というひだがあります。
吸った空気はひだを通ることで温められ、湿り気を帯びます。
下鼻甲介鼻の粘膜に張り巡らされている血管で鬱血すると、鼻の粘膜が腫れて空気が通りにくくなったり、鼻汁がたまったりします。
こうして鼻詰まりが起こります。

そのほか、鼻の骨が曲がっている、鼻の中に腫瘍ができるなどの原因では鼻が詰まることがあります。

■東洋医学的に考えられている原因
鼻は「肺」と関係が深い器官と考えられています。

ここでの肺は、ガス交換を行う臓器というわけでなく、呼吸のほか、「気血」の運行、「水」の代謝、皮膚のバリア機能などにも関わっています。
肺の働きが滞ると、鼻詰まりや鼻水などの症状が起こるとされています。

■西洋医学的な対処法

○鼻を温める
空気が冷たくて、鼻の血流が悪くなっているときに、鼻を温めると鼻詰まりが解消しやすくなります。

よく行われているのが、蒸しタオルを、額から鼻の穴まで当てる方法です。

○体をひねる
耳鼻咽喉科の医師であり、ヨガのインストラクターでもある石井正則医師が推奨しています。

体をひねることで、意志とは無関係に体をコントロールしている自律神経を整え、血流を改善します。
その結果、鼻の鬱血が解消して、鼻が通ると考えられます。

ポイントは、ゆっくりと息を吐きながら、体をひねること。
いすに座って行っても、立って行ってもいいでしょう。

○ヨガのポーズを行う
石井正則医師が推奨しています。理屈も「体をひねる」と同じです。

立位の開脚の前屈(プラサリータ・パードッターナ・アーサナ)というポーズの詳細は、ヨガの本などを参照してください。なんちゃって的なやり方は、以下のとおりです。

1 背すじを伸ばして立ち、足を大きく広げる

2 両手を体の後ろで組む

3 体を前に倒しながら、組んだ両手を高く上げていく ※このとき、ゆっくりと息を吐く

4 息をゆっくりと吐き切ったら、3秒息を止めて、息を吸いながらゆっくりと体を起こし、2の姿勢に戻る

鼻詰まりが解消するまで行うといいでしょう。

私と知人は、この方法で1回で鼻が通りました。

■東洋医学的な対処法

○ショウガを摂取する
「肺」を元気にする「辛」の性質があるショウガを取るといいでしょう。

すりおろしたショウガをスプーン1杯、カップのお湯に溶かして、ゆっくりと飲みます。なお、ショウガの量は、自分の胃の状態などに合わせて加減しましょう。

○漢方薬1 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
中肉中背で肌は色白で、体が冷えやすい人が、たらたらと水っぽい鼻水が出るときには、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)が勧められます。
薄い鼻水がひっきりなしに出るから、鼻の通りが悪い状態ともいえます。

鼻水、鼻詰まりのほか、湿ったセキが出て、のどから「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」といった音のするときに使われています。
乾いたセキが出ているときは、症状がひどくなる場合があるので、使わないほうがいいでしょう。

へばりつくようなタンが、乾燥して固くなり、セキをしてもなかなか出てこないといった状態のときは、麦門冬湯(ばくもんどうとう)がよく使われています。

○漢方薬2 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)
肌は色黒で、鼻水より鼻詰まりのほうに悩まされやすいときには、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)がよく使われます。

○ツボ1 迎香(げいこう)
小鼻の脇を指先で触ると、少しくぼんだところがあるはずです。
ここに迎香(げいこう)というツボがあります。

両手の中指の腹を、迎香に当てます。
顔に垂直ではなく、頭の方向に圧力がかかるように、中指の腹で迎香を押し上げます。
ゆっくりと3秒押して、3秒休む。
これを3回くらい繰り返すと、鼻が通ってくることがあります。

○ツボ2 上星(じょうせい)
指先を、鼻の頭からまっすぐ上へ、眉間を通って頭頂まで押し当てていきましょう。
髪の生え際から2センチくらい上のところに、指で押すと響くように痛みを感じる場所があるはずです。
ここに上星(じょうせい)というツボがあります。

両手の人さし指を重ねて上星に当てて、ゆっくりと3秒押して、3秒休む。
これを3回くらい繰り返すと、鼻が通ってくることがあります。

上星へのお灸が即効性があってたいへんよいと聞きましたが、髪が燃えそうですね。

■民間療法

○ドクダミの生葉を鼻の穴に突っ込む
これは、薬草書に記載がある民間療法です。
道端に生えているドクダミの葉を1枚取り、汁が出るようにもみほぐします。そして、汁が出てきた葉を丸めて、詰まっているほうの鼻の穴に突っ込むのです。

ひどい花粉症の時期に私自身が試したところ、まったく効果がありませんでした。軽症のときにも試してみようと考えています。

なお、西田メディカルケアクリニック院長の西田元彦医師の話では、もんだドクダミの葉のにおいをかぐだけでもよいとのこと。『女性セブン』2013年4月4日号のインタビューで「これだけで、鼻水がピタッと止まります。本当にすごい効果なので、ぜひ試してみてください」と語っていました。

○足の親指の横をもみほぐす
私が、自分と子どもが鼻詰まりのときに、足をもんでいて気づいたポイントです。

足の親指で、第2指(手で言うところの人さし指)側を、もんでみましょう。とても痛く感じたら、ここをもみほぐします。

手の親指と人さし指で、足の親指を横から挟み、イタ気持ちよいぐらいの力で、ぐりぐりともんでいると、鼻が通ってくることがあります。
私と子どもについては、左足の親指をもむと右の鼻の穴が、右足の親指をもむと左の鼻の穴が通ってきました。

○歩き回る
ずっと座りっぱなしで鼻詰まりが起こったときは、歩き回ると治ることがあります。

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甲田光雄医師について書き残しておきたいこと 半日断食

○半日断食の基本的なやり方
朝 青汁(5種類以上の野菜をミキサーでかき混ぜて作るドロドロのジュース)
昼 玄米ご飯、豆腐、ゴマ
夜 青汁、玄米ご飯、豆腐、ゴマ、野菜・海藻・豆類・小魚類の中から1品
※生水や柿の葉茶を、1日合計1.5~2リットル飲む
※間食・夜食は行わない



甘い物がやめられず
医者失格と思い詰めた
甲田光雄医師が初めて断食を行ったのは、1950年です。
そのきっかけは、自身の慢性肝炎を治したかったことでした。


甲田医師は、断食の効果を実感し、少食にも取り組みました。
少食と断食で、自分の体が回復していくことがよくわかったそうです。
それにもかかわらず、しばらくたつと、大好きだった甘い物が食べたくなりました。
「まんじゅうやら大福やらが食べたくて、食べたくて、たまらなくなるんです。
しかも、1個なら食べないほうがまだまし。
腹いっぱいになるまで食べなければ、満足できませんでした」


甘い物を食べると、てきめん、体調が悪くなります。
これはいかんと、「甘い物は食べない」と決心するのですが、1カ月もたたないうちに、あんころもちを3つも4つも食べてしまうのです。
「こんな自分はもう患者さんを治す資格はない。
医者を辞めて、死んでしまおう」
そう思い詰めても「待てよ。どうせ死ぬのやったら、その前に腹いっぱいぜんざいを食べておこう」と考えたそうです。


甲田医師自身がさんざん苦労して、たどり着いたのは、人間とはそんなものだ、ということでした。
無理やり食欲を抑え、少食や断食をすると、反動でたくさん食べて失敗したり、過食症や拒食症になることもあります。
少食や断食は、生やさしいものではないと、甲田医師は話しました。



医師であると同時に
研究者だった
そして、甲田医師が考案したのが「半日断食」でした。


甲田医師は、断食の歴史だけでなく、最新の医学研究まで、精通していました。
話を聞くと、立て板に水というのでしょうか、1時間ほどずっと、あの「甲田節」で少食や断食の情報を話してくれました。


そんな甲田医師のもとには、医師や大学教授、研究者、雑誌や書籍の編集者が多数訪れていました。
最新情報は、さまざまな人との交流の中でもたらされていたのでしょう。


加えて、患者さんも多数訪れていました。
半日断食などを指導すると同時に、患者さんの体調を調べ、変化を記録していました。
それは医師としてあたりまえのことでしょうが、患者さんの体質や生活スタイルも把握していました。


データを重視しつつも、患者さん自身を診ていたのだと私は思います。
甲田医師は、患者さんの顔や手を見て、背骨にも手を当てていました。
私には、食べすぎを指摘するだけでなく、「のどが弱いね」と一言。
健康状態や生活習慣が、顔や手、背骨などに表れるのだそうです。
医学情報から患者さんたちのデータまで頭に入れたうえで、甲田医師が一般的なやり方として指導したのが半日断食なのです。



○半日断食の基本的なやり方
朝 青汁(5種類以上の野菜をミキサーでかき混ぜて作るドロドロのジュース)
昼 玄米ご飯、豆腐、ゴマ
夜 青汁、玄米ご飯、豆腐、ゴマ、野菜・海藻・豆類・小魚類の中から1品
※生水や柿の葉茶を、1日合計1.5~2リットル飲む
※間食・夜食は行わない


以前、甲田医院にお邪魔したときには、庭にコマツナの畑が広がっていました。
コマツナは、虫にたくさん食われていたのですが、しゃきっと力強く、土に植わっていました。
甲田医院では、このコマツナなどを青汁に使っていたのでしょう。



「出す」ことを
最重視する
以前は「朝食を取らないと健康に悪い」「成績が下がる」などと、朝食を抜くことが悪と考えられていました。
それが最近では、インド医学などの「午前中は排泄の時間なので、排泄を邪魔しないように朝食は取らない」という考え方が広まっています。
甲田医師が話していたのも、まさにこのことでした。


人間の体は、口から肛門で、消化管という管が1本通っています。
消化管が渋滞することが病気の原因なので、食物を取らずに便を出すことを優先します。
消化管の詰まりを洗い流すために、水を飲むことも大事です。


ここからは、私個人の考えです。
まずは、朝は青汁などの野菜ジュースを飲むようにして、昼食と夕食の量を控える。

食材は、穀物も野菜も肉も魚も、丸ごと食べるようにする。
例えば、ぬかを取り除いた白米ではなく玄米。
野菜は根も調理。
魚は、頭から尾まで食べられる小魚。

間食と夜食はやめる。

水を飲むように心がける。

毎日、気持ちのよい排便があるか、確認する。


こうしたことから、半日断食を始めてはいかがでしょうか。
なお、朝の野菜ジュースについては、胃が弱っている人の場合、繊維も丸ごと飲む青汁やスムージーだともたれて気持ちが悪くなることもあります。
胃のもたれや不快感があれば、ザルなどでこして繊維を取り除いたり、ジューサーを使ってジュースを作ったりするといいでしょう。


断食で、多種類のサプリメントを使用することを勧めている人もいるようです。
カロリー摂取を控えて栄養素だけを取り入れるという考えに基づくのでしょうが、このやり方は、きっと甲田医師は推奨しないと思います。
根拠を明確にできないのですが、あえて言えば「金がかかりすぎる」「不自然」ということでしょうか。
甲田医師は、食べるということは、植物や動物の命をいただくこと。
感謝して食べなければいけないと話していました。
さらに、大阪の人らしく、「半日断食は、食費も、料理する時間も節約できる」と力説していました。


半日断食を義務感ではなく、体の変化を楽しみながら続けてほしいと思います。
甲田医師は「半日断食を行うこと自体が楽しくなってくるんです。そして、たくさん食べなくても満足できる体に代わるんです」と語っていました。


詳しくは、甲田医師の著書『奇跡が起こる半日断食』をお読みください。

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洗うのをやめると、アトピー性皮膚炎が治る!美肌になる! 石けんよ、サラバ

p「殺菌」「抗菌」「除菌」好きな日本人。
テレビCMで盛んに「ばい菌をしっかり落とす」「除菌で清潔」などとうたわれているので、こうした文言が刷り込まれているのかもしれません。

キッチンでの殺菌は感染症を防ぎますが、私たちの体を殺菌すると病気になってしまいます。
皮膚については、バリア機能が低下し、湿疹やかゆみなど、いわゆるアトピー性皮膚炎の症状が引き起こされるのです。
皮膚科が専門の池田大志医師は、著書『男が育休を取ってわかったこと』(セブン&アイ出版)で、皮膚に棲んでいる細菌のバランスを整えることも重要だと述べています。
本著では、「池田流ベビースキンケアのすすめ」として、以下のことが書かれていました。

○池田流ベビースキンケアのすすめ(『男が育休を取ってわかったこと』より抜粋)
「毎日の入浴」を習慣にしないこと
「週2~3回の入浴」がちょうどよい
赤ちゃんの肌に石けんは必要ない
清潔さを保つには「ぬるま湯洗い」で十分
新生児ざ瘡と脂漏性湿疹には適度に石けんを使用してもかまわない
必要以上に石けんを使用すると、肌のバリア機能を損なうので注意が必要
赤ちゃんがお湯につかると乾燥肌になりやすい
お湯につかりたくなる寒い季節でも、つかるのは2~3分まで
赤ちゃんの肌をガーゼタオルで拭いてはいけない
ぬるま湯をかけて流すか、ぬれた手でなでるくらいがちょうどよい
赤ちゃんの胎脂は汚れではない
さまざまな役目をもつ胎脂は洗い流さず、大切に残しておこう
繰り返す湿疹は「洗濯洗剤のすすぎ残し」が原因になりうる
「洗剤なし洗濯」をおすすめする

上記は赤ちゃんのスキンケアで勧められていることですが、アトピー性皮膚炎や敏感肌などで悩んでいる大人の皮膚についても同様のケアが効果的ではないでしょうか。
つまりは「洗うのをやめると、アトピー性皮膚炎が治る!美肌になる!」ということです。
今回は、『男が育休を取ってわかったこと』の内容をもとに、石けんで皮膚を洗わない効果について書いていきます。
もしよろしければ、過去のブログ「ふろに入らないほうが美肌になる!」も参照してください。

細菌は一生をともに過ごす
健康のパートナー

私たちは、オギャーと産声を上げるよりも前に、母親の産道などで細菌と出会います。
その後、消化管や皮膚などに細菌を棲まわせて、一生を共にします。

細菌が最も多くいるのが腸で、その数は100兆個(生物学者であり、腸内細菌研究の第一人者・ 辨野義己博士が言うには、600兆~1000兆個!)。
皮膚の表面については、1兆個いると考えられています。
人間の細胞は60兆個。
細胞の数よりはるかに多い細菌と協力して、私たちは生きています。
たくさんの細菌は、互いに勢力争いをしたり、一致団結したりしながら、まるで人間社会のようなネットワークを作っています。
こうした細菌の集まりは、「マイクロバイオーム」と呼ばれています。

皮膚では、表皮ブドウ球菌がいわゆる「善玉菌」、黄色ブドウ球菌が「悪玉菌」とされ、しのぎを削っています。
○表皮ブドウ球菌
表皮ブドウ球菌は皮脂や汗をエサにして、弱酸性の脂肪酸を作り出します。
そして、アルカリ性を好む黄色ブドウ球菌やカビなどの繁殖を防ぎます。
○黄色ブドウ球菌
皮膚を化膿させたり、悪臭を放つ悪い脂肪酸やアンモニアなどを作ったりするのが、黄色ブドウ球菌です。

私たちがおふろに入っただけで、表皮ブドウ球菌の90%が洗い流されるといいます。
さらに、石けんで体を洗うと、さらなる表皮ブドウ球菌と、表皮ブドウ球菌のエサとなる皮脂膜が失われてしまうのです。

また、石けんはアルカリ性なので、石けんを使用した後は皮膚が一時的にアルカリ性に傾きます。
その結果、黄色ブドウ球菌が繁殖しやすい状態になります。

皮脂膜とは、皮膚の表面で皮脂と汗が皮膚の表面で混ざり合ってできた、天然のクリームです。
皮膚の表面を皮脂膜が覆うことで、病原体の細菌やホコリなどの侵入を止めています。
加えて、皮膚から水分が蒸発するのを防ぐので、しっとりと滑らかな状態を維持できるのです。
おふろに入って石けんで顔や体を洗うだけで、天然のクリームである皮脂膜も、健康のパートナーである表皮ブドウ球菌も失っているのです。

池田医師は、アトピー性皮膚炎の患者が一人もいないチベットと、患者が増え続ける日本とを比較した調査結果を見て、次の仮説にたどり着いたそうです。
「入浴回数が多ければ多いほど、皮膚のバリア機能が低下しやすいのではないか」

石けんで洗うほど
「不潔」になる

私も2人の子どもがいるので、産院で新生児のスキンケアについて講習を受けました。
「赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、毎日おふろに入れて清潔を保つ。専用のソープを使い、ガーゼでそっとぬぐう。入浴後、乾燥が気になる箇所には保湿剤を塗る」
これが、多くで行われている講習内容だと思います。

しかし、池田医師は皮膚科医として、また2児の父として、正反対のスキンケアを勧めています。

私たちが「清潔」と刷り込まれていることが、実は皮膚の健康を損なわせているわけです。
ちなみに、我が家の場合、私のほうは過去のブログ「ふろに入らないほうが美肌になる!」に書いたとおりなので、子どもたちの体を洗うのに石けんを使ったのは頭部と陰部、足の指の間だけでした。
これが、夫のほうは「不潔ではないか……」と受け入れにくかったようです。
ただ、よく考えてみると、石けんを使うと黄色ブドウ球菌が繁殖しやすくなるとともに、皮膚のバリア機能が落ちて病原体が侵入しやすくなるわけです。
かえって「不潔」な皮膚を招いているのではないでしょうか。

体だけでなく洗濯でも
洗浄剤を使わない

池田医師の著書で驚いたのは、洗剤を使った洗濯が、湿疹やかゆみの原因になる場合があるということでした。
全自動洗濯機で、洗剤を使って洗濯すると、すすぎ残しが生じる可能性があります。
衣服に残った洗剤が皮膚を刺激して、トラブルを招くそうです。

洗濯洗剤を使わないことについては、私も「汚れが取れないのでは?」と刷り込まれていました。
池田医師の著書に、洗剤なし洗濯のサイトがあると書かれていたので、早速、検索。
以下が、私が見つけたサイトです。
http://portal.nifty.com/2007/03/07/c/
標準の洗剤量とその半分、水だけ、クエン酸+ペットボトルの4種類で実験を行い、その結果が紹介されていました。
結果を見て、「洗剤、いらない……」と思った私。
実験をすることのたいせつさを改めて実感しました。
すばらしいサイトなので、ぜひ見ていただければと思います。
襟や袖、調味料などがついた箇所だけ部分的に石けんやセスキ炭酸ソーダで洗えばいいかなと思い、次の洗濯から実行します

最後に、私個人の体験を書かせていただきます。
マジックなどの油性の汚れなどがない限り、入浴時に体を石けんで洗わなくなって、10年以上たちます。
きつい体臭やひどい皮膚トラブルに悩まされたことはありません。
おふろ上がりだけでなく、朝も化粧水や乳液を使っていません。
かさついて不快な部分だけに、ごく少量のワセリンか、ミツロウと油で手作りしたミツロウクリームを、薄く塗ります。
顔や首については「年齢の割にシワが少ない」と言われています。
石けんを使わないほうがお金も労力もかかりません。
まずは1カ月、試してみてはいかがでしょうか。

ページ右側のBLOGMAILで体験談をお寄せください!

追記(2016年6月7日)

なにげない生活習慣とストレスが招く「洗い過ぎ」について1冊の本ができました
『ふろに入らないほうが美肌になる  「洗わない」スキンケア年代別ガイド』
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口が臭い・歯茎から血が出るなど口のトラブルには乳酸菌歯磨きがお勧め

だまされたと思って、一度はぜひ試してほしい健康法があります。

それが「乳酸菌歯磨き」。
要は、普通に歯磨きした後で、ヨーグルトをちょっと歯ブラシにつけて、歯や歯茎に優しく塗るという方法です。

口臭については一晩で消えたという例もたくさんありました。
歯茎の出血が止まっただけでなく、歯のぐらつきも消えたと聞いたこともあります。

なにより、乳酸菌歯磨きはお金がかかりません。
ヨーグルト容器の壁に残ったヨーグルトを使えば、0円といっても過言はないでしょう。

この乳酸菌歯磨きも、名古屋の開業医である今井龍弥医師が考案した方法です。
2年前ほどに、乳酸菌歯磨きについて今井医師に問い合わせたところ、「完成されてしまった健康法だから、もう興味がわかない」などと返事が来ました。
確かに、乳酸菌歯磨きは15年前にちょっとしたブームになりましたし、その時点で今井医師の関心は失われたのかもしれません。

しかし。
私は「今こそ乳酸菌歯磨きを!!」と思っているのです。
高齢化社会が急速に進む中、歯周病の患者数も増えています。
歯周病になると糖尿病が悪化する、心筋梗塞が起こりやすくなるなど、全身の病気とも関係しています。
また、食べるときに、きちんとかめるかどうかは、生きる喜びにもつながるのではないでしょうか。

失われた永久歯は、二度と戻ってきません。

ですから、後悔しないで済むように、日常的にケアをする必要があるのです。

ところで、虫歯ができる過程で、いわゆる「虫歯菌」が乳酸を出して歯を溶かします。
そのため、「乳酸菌歯磨きが虫歯を誘発するのでは?」の声も聞かれました。
これは誤解なのですが、詳しくは以下のとおりです。
○虫歯ができるメカニズム
1 虫歯菌が、砂糖を利用してネバネバの物質を作り出し、歯の表面にくっつく→歯垢(プラーク)
2 歯垢の中で虫歯菌が乳酸をたくさん産生するため、乳酸がだ液で薄められない
3 脱灰(だっかい:歯の表面のエナメル質などからリン酸カルシウムの結晶が溶出する現象)が起こって、虫歯が起こる
虫歯ができるメカニズムとして、歯垢がキーワードになるわけです。
通常の歯磨きで歯垢を取り除いた後に乳酸菌歯磨きを行えば、虫歯菌を乳酸菌が駆逐し、その後、乳酸菌はだ液で洗い流されてしまいます。
つまりは、乳酸菌歯磨きさえしていればいいというわけではなく、歯垢を取り除くために丁寧に歯を磨くことも大事なのです。

口臭が気になるからと、殺菌剤でうがいをすると、口の中の善玉菌も殺され、やがては繁殖力の強い悪玉菌だらけになってしまいます。
殺菌剤よりも、乳酸菌歯磨き。
ほぼ0円なので、かかる費用もずいぶん減ると思いますよ。
詳しくは、今井龍弥医師の著書をぜひ読んでください。

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