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中途半端な湿潤療法に涙

産褥熱(さんじょくねつ)とは、分娩のときなどに生じた傷から細菌に感染して起こる発熱です。

紀元前4世紀頃に活躍したヒポクラテスの著書『流行病』第3巻には、産褥熱について記述があるそうです。
産後3日目に悪寒を伴う高熱があり80日目に死亡したとのこと。
産褥熱などの病気はミアズマ(瘴気)により発生すると考えられていたようです。

昔は出産施設が病院ではなかったから産褥熱が発生したとつい考えてしまいますが、実際はそうではないようです。

名古屋大学の青木國雄名誉教授は、「助産婦が中心だった出産では、母子ともに事故は少なくなかったが、産褥熱は少なかった」と書いています。
17世紀頃のヨーロッパで、出産は自宅より設備と医師のいる産院が安全という風潮が生まれ、施設出産が増えるに伴って産褥熱が増加し始めていたのだそうです。
その理由は、当時の医師は死体の解剖などを行った後に徹底的な手洗いを行っていなかったこと。
助産婦は解剖を行わないので、病原体を運ぶことは少なかったわけです。
理由を発見したのはゼンメルワイス(1818~1865)という医師でしたが、当時は彼の説を医学界の権威が否定し、学会などでほとんど認められなかったとのこと。失意のうちに彼自身が解剖中に負った傷が原因の感染症で亡くなったのだそうです。
ゼンメルワイスの死後、彼の説が認められて、現代に至ります。彼の説が認められるまで、たくさんの産婦が産褥熱で命を落としたのでしょう。

ゼンメルワイスのおかげで院内感染という概念ができて、産婦の命が救われたのですが、だからといって私は「何事にも消毒が重要」「手洗い必須」とお伝えしたいわけではありません。
むしろ逆で、病原体がうようよしている病院や非衛生的な場所でもない限り、日本の一般家庭で消毒や洗い過ぎは皮膚の健康を損なう可能性があると考えています。

傷の治療についても消毒をしない湿潤療法の効果を実感し、自分と子どもには湿潤療法を行っています。
小学生の娘が頭皮が2センチほどパックリ裂ける傷を負ったときにも、湿潤療法できれいに治しました。
このとき、担任の教師にも連絡帳で娘が病院に行っていないこと、湿潤療法を行っていることを伝えました。

そのせいでしょうか、先日、学校の帰り道に娘がひざの傷を見せながら「○○パッド(湿潤療法のための商品)を貼ってって、先生が言ってたよ」と言ってきました。
授業中に転んでケガをしたのだそうです。
私は「わかった。けれど、消毒はしていないよね?」と聞くと、消毒はしたと言います。
うーん、これでは傷の細胞がダメージを受けてしまうんですよね。
それでもとりあえずということで、○○パッドを娘の傷に貼りました。
傷の様子を確認しているのですが、消毒していないときよりも治りが悪い印象です。

まだまだ世の中、「傷は消毒する」が主流で、湿潤療法については中途半端に広まっているようですね。
消毒するのは、治療を行う私たちの手や器具。
免疫力が低下している人や、糖尿病などで傷が治りにくくなっている人がケガをしたときや、傷が深くて感染症のリスクが高い場合は医療機関を受診したほうがいいでしょうが、元気な小学生の浅い擦り傷に消毒は必要ないでしょう。

なお、今回のブログを書くきっかけは、「ヒポクラテスの時代にも産後うつは確認されていたのか」を調べていたことでした。
そこで「産褥熱」が引っかかり、ゼンメルワイスの名前が出てきて、消毒や洗い過ぎと皮膚、そして湿潤療法について書いた次第です。

さらにゼンメルワイスを検索すると、湿潤療法で著名な夏井 睦医師の名前が出てきました。
夏井医師の著書にはゼンメルワイスを含めた消毒に関する記載があるそうなので、きちんと読まねばと思っているところです。

なお、夏井医師は糖質制限を推奨しています。
私が昨日ブログに書いた「産後すぐに糖質制限は行わないほうがいいでしょう」とは逆に立場にいます。
プロゲステロンと糖質との関係について、引き続き調べていきたいと考えています。

□参考文献
健康文化 40 号2005 年 9 月発行 「予防医学という青い鳥(4)産褥熱予防とその認知を拒んだ時代背景」 青木 國雄 名古屋大学名誉教授 http://www.kenkobunka.jp/kenbun/kb40/aoki40.pdf
『医学史とはどんな学問か』第1章 http://keisobiblio.com/2016/02/23/suzuki01/3/

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産後すぐに糖質制限は行わないほうがいいでしょう

『マタニティ・ブルー』の訳本は1983年に出版されたそうです。著者はイギリスの婦人科医であるキャサリーナ・ダルトン。
本の「はじめに」には、500人の妊婦を対象に産後抑うつ症の調査が行われたこと、妊婦健診や出産後に細かに記録されたことが書かれています。そして7%の母親が重篤な産後抑うつ症になり、その特徴が「妊娠中にはなやぎ、幸福と生気に満ちあふれた女性」だったのだそうです。1971年に、この調査の結果が発表されたとのこと。

抑うつ症とは、気分が沈み意欲がなく、悲しく不安で絶望的になっている精神状態を指しています。ですからここでは「産後うつ」と表記します。
産後うつには、果てしない消耗、不合理ないらだち、時間や場所がわからなくなる失見当識、赤ちゃんに対する拒絶、赤ちゃんを揺さぶったりして死なせてしまうこと、そしてお母さんの自殺が含まれています。

産後うつについては、紀元前4世紀にヒポクラテスが書いた『流行病』第3巻に記載があると『マタニティ・ブルー』に書かれていました。
紀元後200年頃に書かれたとされる中国の古典医学書『金匱要略(きんきようりゃく)』にも産後うつの記述があるそうで、洋の東西を問わず、産後うつは古くから確認されてきた症状のようです。

その割には、産後うつについて産院や妊婦の本・雑誌で詳しく説明されていない感じがしています。少なくとも、私が出産したときにはそうでした。

『マタニティ・ブルー』で記述されていたのは、1985年のマルス学会(サンフランシスコ)で、産後うつが発症するタイミングとして以下のものが挙げられていたということ。
○授乳をやめたとき
○月経が再開されるとき
○ピルの服用を始めたとき
○夜勤の仕事を始めたとき
○体重を減らすためのダイエットを始めたとき

私が注目したのは「ダイエット」。
徹底的な糖質制限が、産後うつを引き起こす可能性があるというわけです。
なぜ糖質を摂取しなければ、産後うつになりやすいのか、その根拠は女性ホルモンのプロゲステロンにあります。
妊娠中の女性は、血液中のプロゲステロンが通常の50~100倍と高い数値で見られるのですが、分娩後数時間で低下します。
ホルモンの変動で、体が混乱しないほうが不思議という印象です。

血液中のプロゲステロンは、プロゲステロン受容体の働きで細胞の中に運ばれます。
このとき、細胞内の糖(ブドウ糖)が欠乏していると、プロゲステロン受容体は血液中のプロゲステロンではなく糖を運び込もうとするのだそうです。

プロゲステロンは、自然の抗うつ剤と見なせると『マタニティ・ブルー』で書かれています。
プロゲステロンはモノアミン酸化酵素の形成を阻止する働きをするのだそうです。
モノアミンとはドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、ヒスタミンなどの神経伝達物質の総称。
ドーパミンは「やる気ホルモン」、セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれています。
こうしたホルモンの働きを失わせる酸化という化学反応を、プロゲステロンは起こりにくくするわけです。

ほかにもさまざまな効果があるプロゲステロンが、細胞内に糖が足りなければ取り込まれなくなるのならば、産後すぐに糖質制限は行うべきではありません。
「妊娠前の体形に早く戻さなければ」と焦らなくても、骨盤を整えることで自然に体形は変えられます。

産後を健康に過ごし、子育てで楽にするために役立てていただきたい、妊娠中の過ごし方や心身のケアを1冊にまとめました。会陰切開・妊娠線の予防や母乳育児、逆子の直し方、無神経な周囲の人との付き合い方、骨盤ケア、子どもの育てにくさ、教育資金のため方などを紹介しています。

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洗うのをやめたら、アトピー性皮膚炎が治った!かゆみが消えた!シミ・シワが消えた! 石けんよ、サラバ 続き

昨日のブログで、皮膚科の池田大志医師の『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』の内容を紹介しました。
本の内容で、「そうか!」という部分と「どうなんだろう」という部分がありました。

○今すぐやめよう!トラブルを招く日常習慣
すべての基礎化粧品(化粧水、乳液、美容液、クリームなど)
パック
石けん
マッサージ
ピーリング
尿素入りクリーム
たばこ
ホホバオイル、オリーブオイル、ココナッツオイル、スイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルや馬油


■ピーリング
池田医師は「ピーリングが新陳代謝を活性化させる」は誤りと指摘しています。
そしてピーリングが勧められるのは、ニキビで毛穴の角質層が厚くなっているときに、角質層を薄くする目的で使用すること。
角質層がピーリングで薄くなると、毛穴が詰まりにくくなってニキビを予防できるわけです。

ここで私から注意を促したいのですが「ニキビを防ぎたいからピーリングしよう」と思わないでください。
毛穴が詰まりやすくなる理由を考えてみると、一つには角質層が乾燥して硬く委縮し、毛穴が縮むことが挙げられます。
さらに、ストレスと洗い過ぎによって皮脂の分泌が促されて、皮脂が分解されてできた物質によって炎症が起こり、皮膚が腫れて毛穴が縮むこともあります。

ピーリングによって角質層の表面がはがれて角質層が乾燥しやすくなると、ニキビができやすくなる可能性があるということです。
また、ピーリングで使用する薬剤によっては、皮膚に炎症を起こして、やはりニキビができやすくなるかもしれません。
思春期はニキビができやすくても、ピーリングは行わないほうがいいでしょう。

自分の判断でピーリングを行ってもいいのは、50代以降だと思います。一般に、50代のターンオーバーは75日程度と言われています。
新陳代謝のペースが落ちて、古い角質層が皮膚の表面に残り、見た目はくすみ、感触がザラザラして硬くなるからです。
私には小学生の娘がいますが、皮膚の感触は40代の私とはまるで違います。

皮膚を洗い過ぎないこと、ピーリングをやり過ぎないこと(1カ月に1回程度)が前提で、50代以降は穏やかな作用のピーリングを取り入れてもかまわないと私は思っています。

■尿素入りクリーム
尿素入りクリームについては、尿素について、私なりに考えました  で自分の考えを書きました。

個人的に思うのは、皮膚を触り過ぎるのがトラブルの最大の原因。
特にハンドクリームの場合、頻繁に、ゴシゴシと擦り込むように塗っている人も珍しくありません。
皮膚を守って回復させるには、こすらないことが第一。
傷ができている部分に化学物質を触れさせて炎症が起こらないように、尿素や界面活性剤などの薬剤が入っているクリームを塗るのではなく、ワセリンでカバーさせるのが望ましいと思います。

■キャリアオイル、マッサージ
インドの伝統医学であるアーユルヴェーダ(生命の科学)では、太白ゴマ油をマッサージに使用します。
太白ゴマ油はキャリアオイルに含まれます。
アーユルヴェーダでは赤ちゃんに対してもオイルマッサージを行っているので、「伝統医学で赤ちゃんにも行われてきたことだから、きっと問題ないだろう」と思う人も多いでしょう。

しかし、インドと日本では生活環境や習慣がまったく違います。
ポイントは、赤ちゃんをお湯で入浴させる習慣があるかどうかです。
私もインドに行ったことがありますが、清潔なお湯を入浴のために毎日使うなんて、よほどのお金持ちではないと無理かと思われます。
そのため、角層がお湯でふやけて弱くなる機会が少ないはずです。

「入浴でお湯に漬かる」という生活習慣ですでにダメージを受けている皮膚と、受けていない皮膚とでは、オイルマッサージの影響はまったく異なるでしょう。
アーユルヴェーダだけでなく、さまざまな療法でベビーマッサージが推奨されています。
親子の触れ合いはとても重要ですが、赤ちゃんをお湯で入浴させる習慣があるうえ、皮膚にキャリアオイルを塗ってこするという行為は、かぶれなどの皮膚トラブルを起こす可能性が非常に高いのではないでしょうか。

上記のことから、池田医師の本に書いてあるとおり、赤ちゃんにはキャリアオイルを使ったマッサージを行わないほうが安全。
以前取材した看護師からも「赤ちゃんにはキャリアオイルはNG。ベビーオイル(鉱物油)を使うものですよ」と私は言われました。

大人については、キャリアオイルが「角質層に浸透しやすく、角質層の構造を乱す可能性がある」という池田医師の指摘を頭に置いて、使用するといいのかもしれません。


子どもたちが通う小学校にも、一目で「アトピーなのね……」とわかる小学生がいます。
私がおせっかいなのは重々わかっているのですが、「ふろに入らない・洗わないという選択肢もありますよ~」「お金がかかりませんよ~」と伝えられたらと思っています。
とはいえ、いきなり小学生とそのお母さんに「怪しい者ではありませんが」と話しかけて『ふろに入らないほうが美肌になる』と池田医師の『男が育休を取ってわかったこと』を渡すのも、むしろ怪しい。
そんなこんなで、やっぱりブックカフェを開くのが一番なんだろうなあ、口コミを広げていくことが大事なんだろうなあと考えています。

絶望しないためには、選択肢を増やすこと。
その選択肢はお金がほとんどかからないことが重要。
そんな選択肢を一つでも多く見つけ、一つでも多く伝える。

21年も雑誌編集者として働いてきたからには、読み捨てられがちな雑誌で情報紹介するだけでなく、たくさんの選択肢があることを直接誰かとお話ししたり、本として残したりできればと思います。

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洗うのをやめたら、アトピー性皮膚炎が治った!かゆみが消えた!シミ・シワが消えた! 石けんよ、サラバ

皮膚科の池田大志医師の『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』を読みました。
非常によい本ですが、一つ残念な点があります。
それは、「肌断食」と混同されて、「また、その手の本か……」と誤解される可能性があること。
実際に私がそう勘違いしていたのですが(汗)、この本は美容ではなく症状改善を目的として書かれた本です。
アトピー性皮膚炎や敏感肌、大人ニキビに悩む人にお勧めです。

池田大志医師は『男が育休を取ってわかったこと』に、以下のことを書いています。

○池田流ベビースキンケアのすすめ(『男が育休を取ってわかったこと』より抜粋)
「毎日の入浴」を習慣にしないこと
「週2~3回の入浴」がちょうどよい
赤ちゃんの肌に石けんは必要ない
清潔さを保つには「ぬるま湯洗い」で十分
新生児ざ瘡と脂漏性湿疹には適度に石けんを使用してもかまわない
必要以上に石けんを使用すると、肌のバリア機能を損なうので注意が必要
赤ちゃんがお湯につかると乾燥肌になりやすい
お湯につかりたくなる寒い季節でも、つかるのは2~3分まで
赤ちゃんの肌をガーゼタオルで拭いてはいけない
ぬるま湯をかけて流すか、ぬれた手でなでるくらいがちょうどよい
赤ちゃんの胎脂は汚れではない
さまざまな役目をもつ胎脂は洗い流さず、大切に残しておこう
繰り返す湿疹は「洗濯洗剤のすすぎ残し」が原因になりうる
「洗剤なし洗濯」をおすすめする


大人も同様で、乾燥やかゆみを改善させるためには「洗わない」ことが大事だと述べられていました。『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』の内容をかいつまんで紹介します。
なお、ここではクレンジングや洗顔料、ボディソープ、石けんをひっくるめて「石けん」と表記します。
「敏感肌用」「肌に優しい」とうたった商品も「石けん」には変わりありません。

○洗顔
1日2回以下、水か体温よりも低い湯で洗う
石けん・シャワーは使わず、こすらない
化粧が少し残るくらいがちょうどよい
※化粧をしなければ1日1回
※皮脂の分泌が少ない高齢の人は数日に1回

○メイク
水か体温よりも低い湯で洗うだけで落とせる化粧品を使う
ファンデーションはパウダータイプで、毛足の長いブラシを使う
※パフは使わない

○紫外線対策
パウダータイプの日焼け止めを1~2時間おきにつけ直す

○乾燥対策
かゆみやチクチクといった不快感がある部分にだけ、ワセリンをつける
※ワセリンの1回量はマッチ棒の頭
※ベタつきを感じたらティッシュペーパーで軽く押さえて、余分なワセリンを取り除く

○入浴
なるべく湯ぶねに漬からない
石けんを使わない
髪と頭皮をお湯だけで洗う

○今すぐやめよう!トラブルを招く日常習慣
すべての基礎化粧品(化粧水、乳液、美容液、クリームなど)
パック
石けん
マッサージ
ピーリング
尿素入りクリーム
たばこ
ホホバオイル、オリーブオイル、ココナッツオイル、スイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルや馬油(角質層に浸透しやすく、角質層の構造を乱す可能性がある)

『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』の巻末には体験談が掲載されています。
毛穴の開きやシミ、シワ、大人ニキビ、かゆみ、色素沈着が改善していました。
ちなみに池田医師も上記のスキンケアを行っていて、顔の皮膚が非常に美しいのだそうです。

最後に、健康雑誌の編集者を21年間やってきた私も、皮膚科医や患者さん、美容家から聞いてきた話をもとに本を作りました。
「洗わないスキンケア」をテーマに、日常的な習慣や思い込み、ストレスで皮膚を洗い過ぎるためにトラブルが起こっていること。
トラブルを防ぐために、赤ちゃん、子ども、思春期、大人の年代別にスキンケアを具体的に紹介しています。

『ふろに入らないほうが美肌になる  「洗わない」スキンケア年代別ガイド』
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産後うつは、体を温かい血で満たして治す

たびたび「産後を見据えて妊娠期間を過ごしてください」と書いてきました。
しつこいですね、私は(笑)。

産後に気持ちが深く落ち込むことは珍しくありません。
「なんだかつらくて、いつもポロポロと涙が出てくる」
「赤ちゃんがかわいいはずなのに、私はちっともかわいいとは感じられない」
「母乳が出なくて、ミルクに頼りっぱなし。ダメなお母さんなんだ」
「私なんかいないほうが、赤ちゃんにはいいんだ」
「私が生きていたって、なにもいいことはない」
さまざまな思いが頭を駆け巡るでしょう。

産後うつで亡くなられた女性は、決して夫など周囲の人間が無理解だったり、赤ちゃんと一緒にほったらかしにされたりしたわけではありません。
ちょっと様子が変だからとご家族が昼夜問わず見守っていたにもかかわらず、目を離したすきにお母さんが突発的な行動を取ってしまうケースもあります。
「お母さんにもっと温かい言葉をかけてあげれば」「周囲がサポートしてれば」というレベルではないと私は思います。

産後うつで悲しいことは、赤ちゃんを取り巻くすべての人が「私が悪い」と自分を責めてしまうこと。
しかし、誰が悪いのでもありません。
お母さんの温かい血が足りないだけ。
ですから、お母さん本人も周りの人も、お母さんの体が温かい血で満たされるように心がければいいのです。

産後にお母さんの血が不足しないように、妊娠期間に準備することを私は『女性の体の知恵』でお勧めしました。
しかし、なんの準備もせずに産後に突入したからと言って、手遅れなんてことはまったくありません。

体はボロボロ、心はクタクタで大変かもしれませんが、体から心の状態を回復させていくことはできます。
うつっぽいときは、温かい血が足りていないのです。
赤ちゃんをかわいく思えないのは、血が足りないから全身が栄養不足で疲れ切っているからです。

ただでさえ出産で血を失うのに、産前にかなり食事制限をしたり、悩みやストレスを抱えていたりすると、体は血がさらに欠乏状態になります。
そのために、体に力が入らなくなったり、気力が出なかったり、気持ちがうつうつと晴れなかったり、母乳が出にくくなったりしているわけです。
お母さんの努力が足りないわけではありません。
心がけが悪いわけでもありません。
温かい血が足りていないのです。
冷えているのなら温めればいいし、足りないのなら補えばいいわけです。

ところで、血とは東洋医学の概念で、血管を巡って各臓器に栄養や潤いを与えるエネルギーです。
西洋医学の「血液」は「血」という言葉からつけられたと聞いています。
紀元前に生まれた東洋医学では、人間の体を丹念に観察したり、植物や鉱物を摂取したときにどう反応するかを調べたりして、全身を一つの生命ととらえて病気を治してきました。
うつを含めた産後のトラブルについても古くに把握されているので、生活術や食事法などが考え出されてきたのです。
「産後うつは、体を温かい血で満たして治す」「産後を見据えて妊娠期間を過ごしてください」と私がお伝えするのも、東洋医学的な観点からです。

体を温かい血で満たして治すには、次のような生活を送ってください。

1 とにかく横になること
昼間でも部屋を薄暗くして、布団に入ってひたすら横になってください。
気持ちが落ち着かなかったり、じっとしているのはつらいかもしれません。
しかし、体は血が不足しています。
これは感情にがんじがらめで、自分が消耗しているのに気づいていないのです。
つらかろうが、泣けてこようが、とにかく布団に入って横になってください。
泣きたかったら、エンエンと声を挙げ、涙を流していいのです。
「赤ちゃんがかわいくない」と思ってもかまいません。
すべて「温かい血が私には足りていないのだ」と思ってください。

横になって活動を止めることで、血が肝に蓄えられます。
肝に蓄えられた血が、子宮など出産でダメージを受けた臓器の修復に役立ちます。

2 スマホやパソコンを使ったり、テレビを見たり、本を読んだりしないこと
目を使うと、肝に蓄えられた血が消費されます。
ですから、目を使うのは必要最小限にします。

3 自分も赤ちゃんも毎日ふろに入らないこと
赤ちゃんをふろに入れると、親は体力を消耗します。
ですから回数を減らしたほうがいいわけですが、そもそも、毎日ふろに入れないほうが赤ちゃんの皮膚にとって望ましいのです。水に濡れず、お湯に漬からず、タオルでこすらないことで、皮膚のバリア機能が守られるからです。
根拠は『ふろに入らないほうが美肌になる』に書いたので、不安があればお母さん以外の人が読んで、お母さんに説明してください(お母さんは目を使わないでください)。
日本ほど清潔な水がたっぷり使える国はほとんどありません。
世界の基準で考えると、ふろに毎日入るほうが異様なのです
「おふろに入らなければ」「赤ちゃんをおふろに入れなければ」という思い込みは捨ててください。

4 便通を整えること
赤ちゃんの便ばかり気にして、自分の便通には一切気をかけていないお母さんは少なくないでしょう。
腸が動き、胃もきちんと動いて、消化・吸収活動が正常に行われるのです。
便が気持ちよく出ていなければ、頭痛や肩こり、体の重さなどの不調が現れます。

一般に、食物繊維の摂取は便秘解消に役立つと言われています。
血が足りなくて胃腸も弱っているときに、不溶性食物繊維をたくさん摂取するのはお勧めしません。
不溶性食物繊維が腸の水分を吸って膨らんだときに、不溶性食物繊維を含む老廃物を腸は便として排出できるほどのエネルギーがないからです。
実際、食物繊維を摂取してかえって便秘が悪化し、ガス腹に苦しんだと話す人はたくさんいました。

なかなか便秘が解消しないときは、腸が冷えている可能性があります。
冷たい飲食物は摂取を避けて、常温以上の温かい飲食物を取るようにしましょう。
東洋医学から離れますが、インドの伝統医学アーユルヴェーダの医師は、白湯(温かいお湯)を勧めています。
寝る前に、ちょっと熱い60℃以上の白湯をたっぷり飲んでください。
暑い季節で白湯を飲むと不快と感じたら、もっと低い温度でかまいません。
白湯にレモン汁と塩を少量、飲んでおいしいと感じる程度加えるのもいいでしょう。

腸を温めることは、温かい血を全身に巡らせるうえでも大事なこと。
腸が温まっているかどうかは、便通でわかります。
お母さんは自分の便通に注意を向けてみましょう。

5 血を補う食品を取ること
大ざっぱに言うと、赤い食品が血を補います。
クコ、ニンジン、トマトなどが挙げられます。
また、米、もち米、ハチミツ、黒ゴマ、卵、豚肉、鶏肉、エビ、イカ、ウナギなどの中から「今食べたい」と感じるものを選んで食べましょう。
お母さんは横になるのが大事なので、周囲の人に買ってきてもらうか、弁当やレトルトでもかまいません。

血が足りていないのに「料理は自分で作らなきゃ」なんて考えてはいけません。
優先順位の第一は、体を温かい血で満たすこと。
血が増えてきたかを判断するには、便通があるかどうかが一つの目安になるでしょう。
便通が整ってくると、おそらく「ちょっと気分がいいかも」と感じられるはずです。

それから、初めて昼間に起き上がるようにしてください。

最後に、母乳が出ようと出まいと、赤ちゃんをかわいく思えようと思えなかろうと、世話ができようとできなかろうと、お母さんは赤ちゃんの近くにいたほうがいいと私は思います。
母乳育児について  赤ちゃんには母乳よりもお母さんがそばにいてくれることが大事です  で書きましたが、どんなお母さんでもかまわないから、赤ちゃんにはお母さんが必要ではないでしょうか。
赤ちゃんにはお母さんがただそこにいて、お母さんが気を与えてくれて、赤ちゃんの気を受け取ってくれればいいのです。

産後を健康に過ごし、子育てで楽にするために役立てていただきたい、妊娠中の過ごし方や心身のケアを1冊にまとめました。会陰切開・妊娠線の予防や母乳育児、逆子の直し方、無神経な周囲の人との付き合い方、骨盤ケア、子どもの育てにくさ、教育資金のため方などを紹介しています。

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継続は美の力なり

<p>無題 1</p>

「20代にしか見えない奇跡の40代」と呼ばれている、フリーアナウンサーの中川祐子さん。
取材させていただくことになり、プロフィールなどを調べていて「うん??」と引っかかりました。
私と同じ年齢で、同じ大学を卒業されていたのです。
専攻テーマも同じ。
ということは、同じゼミだったわけです。

慌てて卒業アルバムを引っ張り出して確認したら、中川祐子さんの写真がありました。
それで「話をしたことはないけど、ものすごくカワイイ子がいたわね」と思い出したのです。
正直、「奇跡」や「美魔女」とは無縁の、非常に地味でまじめな大学です。
ですから、「こんなにきれいで、メディアで活躍している人もいたんだ」と誇らしくなりました。

そして取材当日。
中川さんはすごく顔が小さいしほっそりしていて、私と並ぶと娘にしか見えないでしょう。
同年齢でも40代年相応と、20代に見える奇跡の女性ですからね。

ただ、お話を伺うと、奇跡ではなかったのです。
中川さんは美容や顔の構造の本を読んで「表面ではなく奥にある筋肉に働きかけなければ、顔は衰える」という結論を出したそうです。
そして20代から、顔の筋肉を鍛えるエクササイズを毎日欠かさずやってきたとのこと。

勉強と実践、そして継続。
まるで受験生(笑)。
勉強家であったことと、たゆまぬ努力が、「奇跡」と呼ばれ大きな結果を生んだのです。

一方、自分の顔には関心がなく「まあ、いっか」で20年を過ごした私には、老け顔という結果が出たわけです。

いちばん大きな差は、中川さんの表情が明るいこと。
自分のために努力することで、気持ちも前向きになるからでしょうね。
「もういい」というあきらめや「別に~。私これでいいし~」とふてくされた態度よりも、断然、好感度が上がります。

中川さんの取材の後、町で行き交う女性の顔をウォッチングしていたのですが、年齢が高くなるに比例して口角が下がる傾向が見られました。
それに伴って、不機嫌そうに見える度合いは高くなり、好感度は下がります。
そんな発見をして「ひえ~」とおののきました。
今さら美人になりたいとは思いませんが、「なんだか常に、とっても不機嫌そうなおばさん」には見られたくありません。

というわけで、顔のトレーニングを継続中です。

関連記事は 口が怠けて、たるんでいた!! 顔の筋トレのススメ です。

なお、中川さんのブログには、私と並んで写った写真がアップされています。この写真を見ると、中川さんの「奇跡」が一目瞭然。顔のトレーニングの効果を確かめるという意味では、とてもいい写真です。

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母乳育児について  赤ちゃんには母乳よりもお母さんがそばにいてくれることが大事です

赤ちゃんは母乳以上に
お母さんの「気」を必要としている

母乳育児がうまくいかなくて落ち込み、追いつめられるお母さんは少なくありません。
母乳が出ないことや、赤ちゃんが上手に乳頭をくわえられないことで泣いているお母さんに私が遭遇したこと。
そして、母乳とミルクを物質的に比較する時代ではなく、ミルクを飲ませて子どもの成長に影響するという科学的データはないということを、『女性の体の知恵』にもくどくど書きました。

母乳が出ないのは、なぜでしょうか。
これは赤ちゃんのためにお母さんの体を守る、自然の計らいではないかと私は思うのです。

東洋医学では、血液などのように全身を巡り、各臓器に栄養を与え、筋肉や骨を作る働きを「血(けつ)」と読んでいます。
妊娠中はお母さんの血の働きで赤ちゃんにも栄養が行き渡り、出産後は傷ついた産道や子宮を回復させるときにも血が働きます。
ですから、産後のお母さんは血が不足しているのです。
昔は産後の肥立ちが悪くて母乳が出ない、また出産中や産後に命を落としたお母さんは少なくありませんでした。

母乳は血液から作られることは、よく知られています。
妊娠や出産で血が足りなくなり、お母さんの生命活動に危険信号が現れると、母乳を作る働きはいったん休んでしまうでしょう。
それは、生まれたばかりの赤ちゃんには、お母さんの存在が必要だからです。

生物学的には、人間の生まれたて赤ちゃんは運動能力がほかの動物と比べて未熟です。
周囲の人間に放っておかれれば、赤ちゃんは死んでしまいます。
その意味で、最も身近な大人であるお母さんは、赤ちゃんにとってなくてはならない存在。
赤ちゃん自身は、母乳については、もらい乳でもミルクでもかまわないので、お母さんにそばにいてほしいのです。

もう一つ、東洋医学には「気(き)」という働きがあります。
うろ覚えで恐縮ですが、野口整体の創始者である野口晴哉(のぐちはるちか)氏が、例えば人間の脳、心臓、肺、肝臓、脾臓、腎臓などの臓器をただ集めてきても、人間の生命活動は生まれない。それぞれの臓器が働き、肺で取り込まれた酸素が血液に乗って心臓に送られるように臓器が互いに関係し合うのは、気の力であるといったことをなにかの本で書いていたと思います。
私は気は命そのものだととらえています。

血が全身を巡るのも、血液から母乳が作られるのも、気の作用だと言えるでしょう。
さらに、気は自分の体の中だけに働くのではなく、周囲の人間や動物、そして自然や宇宙にも働きかけたり、逆に影響を受けたりすると考えられています。

赤ちゃんはお母さんのおなかの中にいるときからお母さんの気で育っていて、生まれた後も深く、濃く赤ちゃんとお母さんは気を通わせ合っているというようなことを、野口整体を指導している天谷保子(あまややすこ)さんに聞きました。
生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳だけででなく、と言うよりも母乳以上に、お母さんの気を必要としているのではないでしょうか。

お母さんと触れ合い、またお母さんから注意を向けられるだけで、赤ちゃんはお母さんの気を受け取っています。
「なんとかして母乳を与えたい」とインターネットで情報を集めようとしたり、落ち込んだりイライラしたりすると、赤ちゃんはお母さんの気を受け取れないので苦しくなるでしょう。
赤ちゃんが泣くのは、母乳がもらえないからではなく、お母さんの気が欲しいからかもしれません。

赤ちゃんを育てるのは、母乳以上にお母さんやお父さんの気の働きが大きいのではないかと、私は思います。
ただそばにいて、赤ちゃんに注意を向けているだけで、赤ちゃんはその気を受け取ってすくすくと育っていくはずです。

血を補う
生活術

私はここ数日「温かい血で女性の体を満たすということ」というテーマで文章を書いてきました。
それは私だけでなく多くの女性が、初潮を迎えてから女性としての体が発達する過程で、いびつな価値観を植え付けられてきたのではないかという疑問があったからです。

能力が高いほうがお金も称賛も得られるから、やみくもにがんばって結果を出そうとする。
しかし女らしくないと「負け組」に思えて、胸を大きく見せるために寄せて上げるきついブラジャーをしたり、ダイエットに励んだりする。
男性に気に入られたくてセックスの要求を受け入れ、実際は気に入られるどころか踏みつけられている。
セックスしても妊娠すると困るし、月経なんかないほうがいい。

妊娠中は、産後太りを気にして食事制限に励んだお母さんは少なくないでしょう。
産婦人科についても、私の場合は医師の目の前で体重計に乗らされて、体重が変わらなければ○、増えていれば×を出された経験があります。
妊娠中に体重を同じ数値で維持しながらも、東洋医学の気と血が足りていれば出産や子育ても元気に乗り切れるのでしょうが、残念ながら「数値」にこだわってしまう人の多くは気と血が不足しているように見受けられます。
体重、血糖値、血圧などといった外部の「数値」に意識が向いてしまって、体が温かくてエネルギーに満ちた感じがするか、ちょっと痛みやコリがあるけどおおむね元気かなど、自分の体の感覚を無視してしまっている傾向があるからです。

数値や「母乳育児を成功させるコツ」といった情報がいったん除外して、自分の体に手を当てて状態を確認してみましょう
まず両手を合わせてみる。
右手と左手で温かさや重みが違うと感じたら、体の左右でバランスが崩れているかもしれません。
そして足の指を触ってみる。
驚くほど冷えていたら、気が不足して全身を血が巡っていない可能性が高いでしょう。
側頭部を押してみる。
痛みやコリを感じたら、イライラや緊張が強くて歯を食いしばったり、頭を使い過ぎていたりするはずです。

今の自分に気づくだけでも、すでに体は回復する道を歩み始めていると思います。
そのうえで、私はブログでもしつこく書いていますが、とにかく横になって休みましょう
ふろに入らず、居留守を使って外部の人に会わず、家事をせず、ひたすら寝るのです。
血が消耗するので、目と頭は休ませます。産後はパソコン、スマホは使いません。

そして、『女性の体の知恵』で書き足りなかったと反省しているのですが、「産後1カ月を見据えて準備したいこと」の項目でストックしておきたい食材として挙げた以下の食品は、血を増やすために役立ちます。
保存方法はさておき、以下の食品を試しに摂取してください。
「おいしい」と感じられたら体に不足している食品と考えて、積極的に食べるといいでしょう
――
 ホウレンソウ→おひたしやゴマ和えなどにして冷凍
 ニンジン→きんぴらなどにして冷凍(消化しやすいように、細く切る)
 鶏肉→鶏スープなどにして冷凍
 ヒジキ→煮物、サラダにして冷凍
 黒豆→煮物にして冷凍(汁と豆は分けてから冷凍する)
 クコの実→乾燥してあるので常温保存、そのまま食べられるしスープにも入れられる
 ナツメ→乾燥してあるので常温保存、そのまま食べられるしスープにも入れられる
 黒ゴマ→乾燥してあるので常温保存、すってからおひたしなどにかける
――

お母さんの体が温かい血で満たされてくると、血液から母乳が作られやすくなるでしょう。
ただ、赤ちゃんにとって、お母さんがただそばにいてくれて、自分に注意を向けてくれることがなによりの「栄養」です。
目と頭を休ませて、体をいたわってください。

産後を健康に過ごし、子育てで楽にするために役立てていただきたい、妊娠中の過ごし方や心身のケアを1冊にまとめました。会陰切開・妊娠線の予防や母乳育児、逆子の直し方、無神経な周囲の人との付き合い方、骨盤ケア、子どもの育てにくさ、教育資金のため方などを紹介しています。

『女性の体の知恵  妊娠から子育てまで健やかに過ごす』
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温かい血で女性の体を満たすということ その3

テレビを見ていたら、人気モデルである20代女性の食生活が紹介されました。
食事にこだわりがなく、朝食はほとんど食べていません。
そして昼になると、スナック菓子のキャベツ太郎をポリポリ。

キャベツ太郎。
おいしいし私も大好きなので、キャベツ太郎の是非を話題にしたいのではなく、自分の体への意識はどうなっているのかなと気になってしまいました。
そのモデルはとてもかわいらしくて、フワフワと少女のように華奢なので、そのような外見を維持できるのだったら、本人にとって食事がキャベツ太郎だろうがなんだろうがかまわないのかもしれません。

しかし、おせっかいな私は、体は冷えていないのか、月経のトラブルはないのだろうか、つい心配してしまいました。
「かわいいから、それでいいわよ」とは思えないのです。
もう一つ、食に興味がない、いつも食欲がない、食べたくないという感覚は、「やせたい」「やせなければ」という観念で知らぬ間に食欲を押さえつけている結果かもしれません。

私の高校時代には、おにぎり1個も食べ切れず「おなかがいっぱい」と話す女子がいました。
それから、うどんなどに唐辛子をこれでもかとかけて、真っ赤な汁をすすっている女子もいました。
異様な光景を見た気がしたものです。

前者は太りたくないから食べない、後者は唐辛子のカプサイシンが脂肪燃焼に効果的ということから、やはり太りたくないので激辛にするという行動が生まれたのだと思います。
そして、こうした行動をするために「いつも食欲がないのは私にとって自然なこと」「私は激辛が大好き」と後から理由づけをしたのではないでしょうか。

ところで、私は少食や味覚の偏りを心配しているのではありません。
体質や体調、気分で食べられない・食べたくない場合もあるでしょうし、腹八分目や少食はむしろ望ましいことです。
人気モデルや高校女子については、体質や体調ではなく「やせたい」という強い観念で体の欲求も快・不快もマヒさせている印象がありました。
それで違和感を抱いたのです。

体の欲求とは、変化させて循環させること。
疲れっぱなし・眠りっぱなし・おなかが減りっぱなし・おなかに食べ物が入りっぱなし・老廃物がたまりっぱなしという「~ぱなし」を解消することを体は求めています。
そして、体の欲求を満たすことは生命活動の維持にもつながるので、幸福感が得られるように体はできているはずです。
疲れた後にぐっすり眠って、朝の目覚めが気持ちいい。
トイレに行った後は、体がスッキリする。
食事の後は、体が温かくなって心地いい。
子宮の内膜が厚くなった後、内膜がはがれて月経血として体の外に排出される月経も、変化させるという欲求を満たすという点で気持ちがいいものなのでしょう。

見た目がかわいい、やせている、スタイルがいい、男性にモテる、頭がいい、あこがれの職業に就いている、お金に困っていない、ブランド物で全身を固めている……
こうした条件で得られるのは、脳内の幸せ。
脳内の幸せは、実は自分自身ではなく、ほとんどが他人の評価によって得られています。

月経が始まる多感な時期は、他人の目などをひどく気にしがちです。
だからこそ、脳内の幸せではなく、自分の体から湧きだしてくる幸福感を強く意識して、バランスを取ってほしいのです。

『女性の体の知恵』目と頭を休ませましょうと書いています。
これは妊娠中だけに限らず、娘たちが月経が始まれば心がけてもらえればと思っています。

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温かい血で女性の体を満たすということ その2

私が自分の出産について考える大きなきっかけになったのが、ある産婦人科医への取材でした。
女性の人権を守るための活動もされていた女医で、3年前にお亡くなりになりました。
取材テーマは子宮筋腫。
私もライターも「手術をしなくても、セルフケアで乗り切れる」という内容を期待していたのですが、まったく違う回答でした。
「痛み止めやサプリメントなどを飲んだりしてごまかしてはいけません」「筋腫として切除した組織を検査すると、すべて良性とは言えないんです」「子宮を摘出するかも含めて検討し、女性としての自分の体に向き合うべきです」といったお話。

当時私は30代で結婚していましたが、出産について何も考えていませんでした。
「そのうち、まあいつか」と思っていたのですが、産婦人科医からは「いつでも生めると思っていたら、それは間違いですよ」というような話になりました。

私とライターは「先生のお考えだから仕方がない」とそのまま記事にしたのですが、まず、同僚の女性編集者が読んで「内容がポジティブではない」と不快感をあらわにしていました。
そして読者からの評判もよくなかったことを覚えています。
それもそのはず。多くの女性は次のような記事を期待していたでしょう。
○筋腫は良性の腫瘍だからセルフケアでなんとかなる。
○筋腫が見つかっても手術は不要。
○子宮の摘出なんてとんでもない。
実際の記事は期待を裏切る内容であるうえ、妊娠・出産のモラトリアムに対してNoを突きつけているのです。

私だけでなく同僚も妊娠・出産のモラトリアムを抱いていたようですが、なぜ先延ばしにしたかったのでしょうか。
仕事が忙しい、もっと旅行などを楽しみたいなど理由はいろいろ挙げられますが、生む性としての自分の体と向き合えてなかったと今は思います。

私も同僚も、子どもの頃は勉強をがんばり、就職活動を必死に行って仕事を得ました。
そしてヒットを出すように仕事に励みながらも、毎晩のように飲み歩いていました。
飲み屋で男性と一緒になれば、自分たちの仕事内容をおもしろおかしく話して、魅力的に見えるように懸命だったと思います。
ただお酒を飲んでも太りたくはないので、ダイエットが日課でした。
仕事ができたほうがいいし、話はおもしろいほうがいいし、見た目は少しでもほっそりして女らしいほうがいい。
いつもがんばっている私たちとって体はこき使うものであって、子どもを生むためにあるという感覚はまったくありませんでした。

世の中はまだまだ競争社会です。
見た目や能力を競い合ったり、たくさんのお金と物を所有しようとしたり、数多くの異性にモテようとしたりすることが当たり前という風潮の中で、女性としての体は競争する手段でしかありません。

「がんばっているんだから、いいんだよ、子どものことは後回しで」「今のままでも、なんとかなるよ」「きっと大丈夫」という耳に心地よい言葉ばかり拾っていたら、結局私は生む性としての体に向き合えなかったでしょう。
ポジティブシンキングしたところで、私たちの体は毎日老化しているという現実は変わりません。

「後回しにしても、どうにもなりません」「見て見ぬ振りをしていると、手遅れになります」という厳しい言葉は、同僚や読者の評価は関係なく、あのときの私には必要だったと思っています。

私のようなモラトリアムな人間にならないよう、女性としての体が幸せを勝ち取る競争の手段ではなく、そもそも体が温かい血で満たされるだけで幸せに生きられるという事実について、娘たちに伝えるつもりです。

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温かい血で女性の体を満たすということ その1

小学4年生になる息子が林間学校に出かけます。
その資料を読んでびっくり。
「女子は生理用品を持参する」といった文言があったからです。
ママ友にこのことを話すと、「早いよね、私は中学生の頃だったよ」とのこと。
ちなみに私も中学2年生ぐらいで初潮が来ました。

娘には、初潮をどのように迎え、月経前や月経中にどのように過ごすかという「女性の体の知恵」を伝えたいと前々から考えていました。
月経をどう受け止めるかが、女性としての自分の体をどう扱うかにかかわるからです。
煩わしくて、面倒で、つらくて、憂鬱で、女は損をしていて、ないほうがいいと受け止めるのか。
自然な体の現象として、前向きに受け止めるのか。
私は月経を積極的に受け止めると、過激なダイエットや醜形恐怖などに陥らず、女性としての自分を大事に扱えるのではないかと思っています。

ですから、私が仕事で聞いてきた月経にまつわる話を整理して、娘に伝えられる状態にしておこうと決めていました。
娘は小学2年生なので、「まだまだ先の話かな」とのんきに構えていましたが、今の子どもたちは初潮が早いのですね。
もう作業を始めなければと少々焦っています。

過激なダイエットや醜形恐怖と予想される厚化粧、安易な性交渉など、いびつな行動が、年代を問わず、多くの女性に見られます。
古くは東電OL殺人事件。
最近では、詐欺の疑いで逮捕された脇坂英理子医師。
エリートと称される女性が、夜は娼婦になって道端で用を足すなど奇行を見せたり、過剰にメイクをしてホスト遊びをしたり、遊ぶ金欲しさに犯罪に手を染めたりしています。
そしてマンガですが『ハッピーマニア』(安野モヨコ)『Pink』(岡崎京子)。

こうした作品が人気を集めたのは、主人公に共感を覚えた読者が多数いたからではないでしょうか。
「あたしみたいな女の子スキになんかならないカッコイイ男の子」を求め、「あたしは あたしのこと スキな男なんて キライなのよっ」と口に出てしまう重田カヨコ(『ハッピーマニア』)。
昼はOLしながら夜は娼婦で働くのは、「スリルとサスペンス」のためにペットのワニのエサ代を稼ぐためというユミちゃん(『Pink』)。

女性が、ただ女性として生きるだけでは幸せだと感じられないのでしょうか。
月経が止まってもなおダイエットしたり、スッピンがわからないほどメイクしたり、収入に見合わない遊びや買い物をしたり、会ったばかりの男とすぐに恋に落ちた気分になってセックスしたり、金で体を売ったり、極端な行動に走るのはどうしてでしょうか。

私は健康情報を扱う中で、月経のとらえ方が一つのポイントになると感じるようになりました。

エリートと称される女性については、おそらく小学生の頃から優等生で、勉強に励み、社会人になってからは猛烈に仕事をしたと予想します。
受験などの競争を勝ち抜くために、月経はお荷物だったのかもしれません。
またエリートではなくても、初潮を迎えたときに母親から「あなたも面倒なことが始まったわね」とため息をつくようなコメントをもらったり、ちょっと機嫌が悪いと家族から月経のせいじゃないかとからかわれたり、月経に関してマイナスのイメージを刷り込まれた可能性もあるでしょう。

津田塾大学の三砂ちづる教授をはじめ多くの専門家が、月経のとらえ方と女性の生き方・女性としての生きやすさとの関係を指摘しています。
こうした月経にまつわる「女性の体の知恵」を、娘が初潮を迎える頃に伝えて、毎月の月経で女性としての体を大切にすることを確認してもらえるようになればと思います。

そんな私も、もうすぐ閉経かなという兆候が見られています。
若い頃は煩わしかった月経ですが、子どもを2人生むことができたことも含めて今は、卵巣と子宮に「ありがたいな」としみじみ感じています。

さておき、梅雨の時期は体が冷えます。
靴下は足首が隠れるものをはいて、腹巻で下腹を保温しましょう!

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『女性の体の知恵』amazonに到着しているのですが

『女性の体の知恵』を自宅からamazonに昨日送り、追跡すると今朝8時49分に届けてくれた模様。

しかし。
まだ「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」とamazonのページに出ているのです。
う~ん、もどかしい。

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『女性の体の知恵』amazonに納品しました

今朝、amazonから納品依頼が届きました。

早速、作業開始。
本のページをパラパラと確認してから、エアパッキンで梱包しました。
Tri1_2封筒に入れて、伝票を貼って、amazonに送るのですが、ふと気づきました。
「amazonでエアパッキンが外されて、また梱包されるのなら、資源の無駄遣いになるかも」
取り扱い部数が多ければ、20冊ずつぐらい束で送るから、梱包材の無駄は出にくいのでしょうね。

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『女性の体の知恵』本日発売です

祥知出版の単行本『女性の体の知恵』が本日発売です。

といっても、amazonから納品の依頼がなく、amazonの販売ページは「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」の文字が……
ウチには在庫があり、いつでもamazonに送れるのですが、なぜ納品させてくれないのでしょう?
もどかしいですね。
Tri市川駅をご利用の方でしたら、駅周辺まで単行本をお持ちして、手売りさせていただきます。
Blog mailでご連絡ください。

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「上げウォーク」ポイント1 太ももを上げる

「上げウォーク」でアンチエイジング始めました で「自分の心肺機能の衰えにがっかりしました」と書きました。
しかし、それだけではなかったんですね。
3日たった今、お尻のわきやひざの上、足首のわきなど、細かい部分があちこち痛い。
筋肉痛です。

普通に歩く程度では、筋肉は鍛えられないんですね。
毎日歩くようにしていたのにあまり意味がなかったのかと、少しショックです。

ところで、河川敷を歩いているときに気づいたのですが、「ズズ」と音を立てながら歩いている人がけっこういるのです。
これは足を引きずっている証拠。
原因の一つに、足を持ち上げる大腰筋(だいようきん)と腸骨筋(ちょうこつきん)をあまり使っていないことが考えられます。
大腰筋と腸骨筋は太ももの骨・骨盤から背骨につながっているので、おしり・太もも周りの大殿筋(だいでんきん)や大腿四頭筋(だいたいしとうきん)も、歩くときに働いていないでしょう。

もう一つの原因は、すねにある前脛骨筋(ぜんけいこつきん)が衰えていること。
前脛骨筋はつま先を持ち上げるときに働くので、衰えると歩くときにつま先が地面とこすれやすくなります。
ちょっとした段差につまずくのも、前脛骨筋が衰えているからです。

前脛骨筋については別のアプローチが必要ですが、大腰筋と腸骨筋については「上げウォーク」のポイントである「太ももを上げる」で鍛えられます。
太ももを上げる代表的なトレーニングが「もも上げ」ですが、もも上げしながら歩くとちょっと目立ちますよね。
私がお勧めするのは、物をまたぐイメージで足を上げて歩くこと。
まず、家の床の上にティッシュペーパーの箱を置いて、ゆっくりとまたいでみましょう
普通に歩くときよりも少し高く足を上げると思います。
そのイメージで、外でもウォーキングするのです。
1歩ずつ「またぐ、またぐ……」と心の中で唱えながら歩くと、普段よりも太ももが上がるはずです。余談ですが、私は「またぐ」を「またごす」と言っていました。「またごす」は方言だったんですね。

なお、前脛骨筋は、足の裏を床に着けた状態から、つま先で床をトントンとたたくように上下させると鍛えられます。
かかとはしっかりと床に着けておきましょう。
立って行っても、いすに座って行ってもかまいません。

静かな場所で歩く機会があれば、自分の足音をよく聞いてみましょう。
「ズズ」と足音は、歩き方を変えるサインです。

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「自分がアトピーだから子どもも……」とは思わないでください

「ふろに入らない」「洗わない」スキンケアについて情報を集める原点となった取材があります。取材先の先生にご迷惑がかかるといけないので、ここでは名前を伏せておきます。
東京都内で開業されている、皮膚科医の女性です(そのような女性はたくさんいますが)。

私が編集者として先生にお会いしたのは15年ぐらい前。
他誌のインタビューで、「わーと大声で叫ぶことがスキンケアになる」というようなおもしろいお話をされていたので、ぜひ取材したいと思っていたのでした。
「肌の手入れ○と×」というテーマの取材で実際にお会いすると、ほぼスッピンでニコニコと笑顔。
保湿はどうしたらよいか、紫外線対策はどうしたらよいか、などと細かいテーマで取材していきました。
その中で印象的だったのが、「やり過ぎなのよね」という言葉。

皮膚科医として紫外線対策の重要性は語るが、紫外線に対して神経質になったり、日焼け止めを塗り過ぎたりするのはかえってよくないというスタンス。
「私はね、なにも塗っていないのよ」と笑っていました。
診察でほぼ1日クリニックにいるし、ちょっと買い物に出る程度で日焼け止めは塗らなくてもよいという判断のようでした。

もう1つ印象的だったのが、同行したカメラマンへの言葉で「目をこする癖があるわね」。
20代女性のカメラマンでした。
取材風景の撮影なので先生の近くにはいなかったのですが、先生は彼女の皮膚が気になったようでした。終始笑顔だった先生が真顔になったことを覚えています。

取材の本題とは違うところで、スキンケアについては「やり過ぎない」「何気ない癖に注意」ということが私にはインプットされ、今に至りました。

同様に東京都内で開業している皮膚科医の女性には、21年間の編集稼業でたくさん会いました。
化粧品をいただいたり、エステを受けさせていただいたり、いろいろと親切にはしてもらったのですが、15年前に取材した先生のことが忘れられません。
これはもう、恋ですね(笑)。

結局、その先生への取材は1回だけだったのですが、私のアンテナが「やり過ぎない」「何気ない癖に注意」に立ったせいか、洗わない・塗らないことを推奨する皮膚科医や大学教授を取材する機会に何度も恵まれました。

2年前に取材した大学教授の著書を読んでいたときに、15年前に私が取材した先生について紹介されていました。
洗い過ぎない重要性や、ストレスと皮膚との関係について、先生が大学教授にレクチャーをしたのだそうです。
「つながっている」と私はうれしくなりました。

「やり過ぎない」「何気ない癖に注意」にプラスして、私なりにストレスと皮膚との関係を調べ、アトピー性皮膚炎の患者さんが体験談を記した本なども読みました。
そして、子ども時代の親の態度が、アトピー性皮膚炎が治らない一因かもしれないと考えるようになりました。これは、私自身の体験でもあります。
キーワードは「汚い」。
例えば、皮膚にホコリや泥が付いていたら「肌が汚い」。
そして、皮膚が乾燥してうろこ状にめくれたり、膿でグジュグジュしていたりしても「肌が汚い」。
汚れが付着しているときも、症状が現れているときも「汚い」と表現することが多いのではないでしょうか。

子ども時代に症状が現れた皮膚に対して、親が「汚い」と言う。
さらには、子どもが部屋を片づけていないときに、親が「部屋が汚いから、肌が汚くなる」などと言う。
親の語彙の少なさやおかしな結びつけなどによって、子どもはストレスを受けているかもしれないと思います。
また、「ホコリや泥は洗えば落ちるから、皮膚の症状も洗えば落ちる」といった観念が生まれる可能性もあるでしょう。

その結果、皮膚の症状がなかなか治らないのではないか。
大人になっても症状が治らない場合、子ども時代に刷り込まれたことを引きずっているのではないか。
アトピー性皮膚炎の患者さんの体験談を読みながら、大人になった「今」だけに注目するのではなく、子ども時代のことも検討することが皮膚の改善につながるかもしれないと思いました。

ただし、子ども時代に親が取った態度を責めたり、嘆いたりするのは、やめたほうがいいでしょう。
親との関係が悪化したり、自己憐憫から抜け出せなくなります。
「親の『過去の態度』は間違っていた」と結論付けるだけにして、これからのスキンケアについて考えてほしいと思っています。

今、子育てをしている人や、これから子どもを生みたいと思っている人は、「私はアトピーだけど、子どもは大丈夫」と判断してください。
遺伝する素因もあるでしょうが、それがすべてではありません。「自分のせいで子どもも」とは思わないでください。
体質改善をうたった高すぎる健康食品などを使わなくても、やり過ぎないスキンケアとストレスコントロールで対応できるはずです。

編集者として21年間働き、今は主にライターとして仕事をいただいている身分ですが、15年前に取材した先生にもう一度お会いして、スキンケアの記事が作れればうれしいですね。
以前は勢いだけの編集者でしたが、今は成長してさまざまな視点から原稿を書けるはず。
そう思うと、年を取ることも悪くないですね。

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リトルプレスでAmazon e託販売サービスを利用予定の方へ

昨日、頭を抱えながらAmazon e託販売サービスの手続きを行った私。
今日インターネットで調べると、新システムのマニュアルを見つけました!
http://z-ecx.images-amazon.com/images/G/09/books/e-taku_manual_042016_ver5.1.pdf
Amazon e託販売サービスの古いデータがAmazonのサイトに残っていたので私は混乱しましたが、これから利用する方は上記のマニュアルを利用してください!!

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amazon e託サービスの申し込みと『ふろに入らないほうが美肌になる』の製本見積もり

『女性の体の知恵』を6月5日に発売する準備として、amazon e託サービスに申し込みました。

ついでに『女性の体の知恵』の目次などの内容も入力しておきました。
出版社に勤めていた頃、単行本が出ると販売促進担当者から「データを送って」と催促が来ていました。
この催促が、ちょっと嫌だったんです。
月刊誌の編集作業もやっているので、編集作業が終わって自分が手離れした本について、あれこれデータを送るのが面倒で。
それが今は自分で入力することになり、「彼らはamazon e託のこの画面に入力していたんだね」とわかりました。
ただ、記入項目がわかっているんだったら「表紙データ送って」「目次送って」「紹介文作って」とパラパラに催促する必要はなかったんじゃないかしら??
今さらですが(笑)。

『ふろに入らないほうが美肌になる』は、印刷所に見積もりを依頼。
見積もりが来ればすぐにデータを送れるので、順調にいけば来週には納本されるはずです。

『誕生数占い』は全ページのデザインが出来上がり、文字直しを始めました。
ここからが神経を使うんですよね。
目がシバシバします。
カバーなどのデザインを息子がやってみたいと言っておりました。
気まぐれかもしれませんが。
デザイナーデビューになるでしょうか、楽しみです。
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ピンチです。
amazon e託サービスに申し込み、年会費を支払うページを見ると「在庫切れです」の文字が!
現在、amazonに問い合わせ中なのですが、ショック大!!
amazonで売ることをメインに考えていたので、サービスが使えないとなると自分でネットショップを開くしかありません。
まあ、もともとは「知恵の木」という店名で古本屋を開くつもりでした。
そう考えると本来のルートに戻ったのかもしれません。
まだまだ、できることはいっぱいあるし、がんばろう!!
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と思っていたら、amazonより「課税対象への変更に伴い毎年4月分のご請求にて相殺をさせていただくこととなりました。」とのこと。「そのため、商品ページにて、年会費をご購入頂かなくてももんだいございませんので、ご安心ください。」のだそうです。
試しに検索すると、ページが出ました。
あれっ?
目次などを入力したのですが、内容紹介が出ません。
道はまだまだ険しい!

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