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アトピーの子どもがいる人はぜひ『アトピー治療最前線』を読んでください 前編

『アトピー治療最前線』(NHK取材班 編、岩波書店)は1997年に出版された本ですが、内容は今もまったく古びていません。
世界の医療機関ではどのようにアトピー性皮膚炎にアプローチをしているのか、特にアトピー性皮膚炎の子どもを持つ人に知ってほしいと、この本を読んで思いました。

「アトピー性皮膚炎」という病名が生まれたのは1933年。
ニューヨーク大学医学部付属病院 皮膚科病棟に、マリオン・サルツバーガー博士が勤務していました。
サルツバーガー博士が、ぜんそく持ちで、わきの下や首の後ろ、胸など特定の場所に現れるなどといった特徴がある皮膚炎を「アトピー性皮膚炎」と名付けたそうです。

同じくサルツバーガー博士が、1952年にアトピー性皮膚炎に対して初めてステロイド剤を使用したとのこと。
ですから、アトピー性皮膚炎にステロイドを使い始めたのは65年前ということになります。

アメリカの症例ですが、アトピー性皮膚炎に対して食物アレルギーの面からアプローチした女性が紹介されていました。
この女性は食べることに恐怖や不安感を抱くようになり、自分で大丈夫と判断した10品目しか口にしてこなかったそうです。
恐怖や不安感からのストレス、栄養面の偏りで、皮膚の症状が改善しなかったことが指摘されていました。

ここで私が思ったのは、今の日本でのことです。
アトピー性皮膚炎に対して、小児科医には除去食を強く勧めるケースが多く見受けられました。
アトピー性皮膚炎のみならず、「○○は子どもの知能を低下させる」「△△は毒だ」と言う人がいますね(○○も△△も昔から食べられている、一般的な食品です)。
その結果、アトピー性皮膚炎で極端な除去食を子どもに与えている親がいるように思うのです。
かなりやせているアトピー性皮膚炎の子どもを、私は見てきました。

アトピー性皮膚炎には、さまざまな「原因」と治療法があります。
「原因」とかっこづけにしたのは、確定したわけでなく、あくまでも説に過ぎないからです。

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座り仕事で腰が痛くなる人はひざ上を縛りましょう

私の仕事はパソコンで入力することが多いので、基本的には座りっぱなし。
長時間作業をしていると腰が重くなってきて、立ち上がったときに「イタタタ」と地味に腰痛が起こります。
このタイプの腰痛は会社員時代はひどかったものの、フリーになってからはあまり起こっていませんでした。
ところがここ数日、zine作りばかりしていたら地味な腰痛が再発しました。

それで思い出したのが、座り仕事のときに、足をそろえてひざ上をひもなどで縛る方法です。
これは「なんちゃって磯谷療法」です。
磯谷療法は実に奥深いのですが、無理して要約すれば体の左右差を調整するために、両足をそろえた状態でひざ上や足首などをひもで縛る療法です。

ひざ上をひもで縛ると、腰が伸びます。というよりも、腰が曲げられなくなるのです。
そして猫背や前肩(肩が前に出てあごが上がり、背すじが曲がった状態)にもなれません。
パソコンを使っていても姿勢が悪くならないため、腰痛が起こらないのです。

ひざ上を縛るだけで、よい姿勢を保ち続けられるなんて、人間の体はおもしろいなあと感じています。

ポイントは、足の血行を妨げないため、ひもできつく縛り過ぎないこと。ひもの幅は5センチ以上あったほうがいいと私は思います。
そして、ひざ上を縛っている状態を忘れて、立ち上がらないこと。転んでしまいます。

ひざ上縛り、座り仕事で腰痛に悩まされている人にお勧めします。

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誕生数占い  大麻取締法違反で逮捕された元女優について

最近、ワイドショーをにぎわせているのが、大麻取締法違反で逮捕された元女優のT。
「付き合う男の影響を受けやすい」「洗脳されている」などとコメンテーターが好き勝手言っていたので、誕生数を調べてみました。結果、彼女は永遠の「少女」(かぎかっこつきです)。悪い言い方をすれば、世間知らずで無責任になります。

自分が楽しむことも、周囲を楽しませることも大好き。
「みんなと一緒におもしろいことをしたい!」と、何事にも興味津々で、いろいろな場所に顔を出します。
いったんハマると、時間を忘れて没頭し、誰にも負けたくないと思うでしょう。

キラキラと目を輝かせる「少女」のような女性。
元女優のTは美しいだけでなく、憂いのある瞳と知的な話し方をしていたので、会ったときの「少女」というギャップに男性たちはたまらなかったでしょうね。
彼女から「もっと知りたい、教えて」と乞われると、周囲の男性陣は必要以上にがんばってしまったのではないかと。
もちろん、周囲の女性にとっても彼女は魅力的だったとは思われますが。

しかし「少女」はまだ子どもなので飽きっぽく、気持ちが覚めたらもう見向きもしません。
そしてまた楽しいこと、おもしろいことを求めて、違う場所へと向かうのです。

「少女」ですから実はスピリチュアルなことにも興味があり、「私って普通の人とは違う」という気持ちを抱いていた可能性もあるでしょう。

医療用大麻の解禁を訴えたのは、「大麻のことで誰にも負けたくない」と思っていたのかもしれません。
体に起こる痛みのメカニズムや鎮痛剤の作用・副作用、痛みに苦しめられている患者さんの現状については、あまり調べていなかったのではないかと。
あくまでもテレビで彼女を見た範囲では、「マスコミの人間や一般人はわかっていない」という発言ばかりで、感情的でした(かたくなさが「洗脳」と思われたかと)。

参議院選に立候補したのも、「目立ちたい」「議員っておもしろそう」「大麻仲間を楽しませたい」という思いがあったのかもしれません。
私が抱いていた元女優のTへの印象「どこか憂いのある、知的な女性」と、誕生数占いとの結果がかけ離れていたので、驚いてしまいました。占いを使うことで1人の人間を多面的に解釈できるのだと、改めて実感した次第です。

元女優Tと、やはりワイドショーをにぎわせている女性大統領は同じ誕生数でした。
どちらの「少女」も目立ちたがり屋な甘えん坊なのかもしれません。
ちなみに、女性大統領のほうは細やかな心配りもできて、相手の気持ちを汲み取れるがゆえに優柔不断になっている可能性も。
それでいて「まあ、なんとかなるさ!」という楽観的な生き方をしがち。厳しい現実から目を背けるような姿勢になるとしたら、一国のリーダーとしてはどうなのでしょうね。

元女優Tも女性大統領もこのブログを読むことはないでしょうが、常識や正論を押し付ける口うるさい人を敬遠しないことが人生を豊かにするポイント。
甘やかせる人、かばってくれる人とばかり付き合っていると、わがままと悪ふざけが過ぎて嫌われ者になり寂しい思いをするでしょう。
苦手な人との交友関係が人生のバランスを調整し、「楽しさを求めて生きる」ことを実現させると思います。

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痛みを軽減させる、心身両面からのアプローチ

私は雑誌編集者時代に「つらい女の痛み・かゆみ 一掃術」という企画を何度も提案し、却下されてきた経験があります。

「腰痛」「ひざ痛」「脊柱管狭窄症」などと比べてテーマが漠然としているので、企画が通らないのは仕方がないと思っていました。
しかし、病理学的な変化が特になくても、痛みやかゆみで悩まされている人は少なくないようです。

かゆみについては、ストレス・洗い過ぎが主な原因で、日常生活に潜む原因を取り除くことが大事だと『ふろに入らないほうが美肌になる』で紹介しています。
本を要約すると、皮膚常在菌のバランスを崩さず、角層を守るために洗い過ぎないこと、ストレスのせいで皮膚に違和感が生じてかきむしることを自覚することの2点が重要だということです。

一方の痛みについては、昨日ブログに書いた神経が大いに影響しています。
また、「痛みを伝える神経のどこかをブロックすれば、痛みを感じなくなる」というような単純な話でないことは、私自身の経験でもわかっています。
以前、へたくそな歯科医のせいで歯に大きく穴を開けられた結果、神経を刺激してひどく痛むようになりました。
そこで別の歯科医を受診し、その歯の神経を抜くことになったのです。
ところが、神経を抜いた後も、歯がひどく痛みます。
歯科医も「神経がないのに、痛むなんて」と不思議がっていました。
当時の痛みのメカニズムは、今もわかりません。
最初の歯科医の腕の悪さに対する憤りや、大事な歯を失うことへの怒りが痛みを生んだ可能性もあるでしょう。

また、アルフレッド・アドラーの著書を読んで、幼い頃の病気などが関連する痛みについては、その痛みを訴えることで周囲の人から注目を集めたいなどといった行動パターンによるものかもしれないと考えることもあります。
「私の痛みは他人の注目を集めるためだなんて! そんなひどいことがよく言えるわね。私は本当に痛いのよ!」と怒られてしまいそうですが、この件についても私自身の経験から思い至った次第です。
被害者意識というのでしょうか、自分劇場で悲劇のヒロインを演じてしまって、体調をおかしくしてしまったのです。

病理学的な変化の有無はともかく、痛みがあると生活を送ること自体が苦しくなります。
痛みのせいで目の前のことに集中できないし、絶えずイライラするからです。

痛みを軽減して、充実した日々を送る。
出版社から独立してやりたい放題できる今後の私の取材テーマにしたいと思っています。

漢方薬には多種類の生薬が配合されていますが、このような東洋医学的な多方面からのアプローチが痛みの軽減には効果があると推測しています。
1つの手法がバチッと決まるというよりも、心身を全体としてとらえるといった、ある種の曖昧さが大切ではないかと。

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ここ数日勉強した神経について、特にグリア細胞のこと

脳神経外科医を取材することになったので、神経について勉強し直していました。
これまでの仕事では、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質、自律神経など、神経に関係する一部だけを大きく取り上げることがほとんどでした。
改めて「神経とは?」と自分に問い直すと、ニューロン(神経細胞)の長さなどわからないことのほうが多いと気づきました。

神経はニューロンが束になって、脳から脊髄、脊髄から手足などの体の隅々に伸びていると私は思っていました。
ところが、脳についてはニューロンは1割程度で、9割はグリア細胞なのだそうです。
今回の取材で鍵になったのは、グリア細胞のオリゴデンドロサイトとシュワン細胞です。
それはさておき、今後の仕事で使えるようにまずは神経の基礎知識をおさらいします。

神経系は、中枢神経系と末梢神経系に分けられます。
●中枢神経系 脳(大脳、間脳、脳幹、小脳)と脊髄→情報分析をする、指令を与える
●末梢神経系 脳神経、脊髄神経→皮膚や内臓、目などでキャッチした情報を中枢神経系に送る、指令を全身に送る

脳神経とは、脳を出入りする、12対の末梢神経です。
○嗅神経 特殊感覚神経 大脳辺縁系の嗅脳に出入り
○視神経 特殊感覚神経 間脳に出入り
○動眼神経 体制運動神経 脳幹に出入り
○滑車神経 体制運動神経 脳幹に出入り
○三叉神経 鰓弓神経 脳幹に出入り
○外転神経 体制運動神経 脳幹に出入り
○顔面神経 鰓弓神経 脳幹に出入り
○内耳神経 特殊感覚神経 脳幹に出入り
○舌咽神経 鰓弓神経 脳幹に出入り
○迷走神経 鰓弓神経 脳幹に出入り
○副神経 鰓弓神経 脳幹に出入り
○舌下神経 体制運動神経 脳幹に出入り

脊髄神経とは、脊髄を出入りする、31対の末梢神経です。
○頸神経 8対
○胸神経 12対
○腰神経 5対
○仙骨神経 5対
○尾骨神経 1対

脊髄神経を機能的に分類すると、次の3つになります。
○感覚神経 求心性線維 皮膚などの感覚を伝達する
○体制運動神経 遠心性線維 運動の指令を筋肉に伝達する
○自律神経 遠心性線維 内臓機能を調節する

神経系を構成するのが、ニューロン。
ニューロンは、他の細胞から情報を受け取る樹状突起と、他の細胞に情報を出力する軸索、神経伝達物質が分泌される神経終末で構成されています。
電気信号は、樹状突起→軸索→神経終末の順に伝えります。神経終末と別のニューロンの樹状突起が連結しているところがシナプスで、シナプスのすき間で神経伝達物質を受け渡しして電気信号を伝えています。

中枢神経から皮膚や内臓、目などまで、1個のニューロンで構成されるのだそうです。
私は何個かのニューロンが中継していると勘違いしていました。
いちばんニューロンが長いのは坐骨神経で、1mほどの長さとのこと。
ニューロンが長いというのは、すなわち軸索が長いということです。

多くのニューロンの軸索には、ミエリン(髄鞘)という膜がバウムクーヘンのようにぐるぐると巻きついています。
ミエリンが軸索全体を巻きついているわけではなく、ところどころにすき間があります。
このすき間をランヴィエ絞輪と言います。
軸索を伝わる電気信号が、ランヴィエ絞輪をポンポンと跳ぶこと(跳躍伝導)で、伝わる速度が100倍ぐらい加速されるのだそうです。

言い換えると、ミエリンが電気を通さない絶縁体として存在することで、電気信号が速く伝達されているというわけです。
ミエリンをつくるのが、グリア細胞のオリゴデンドロサイトとシュワン細胞。
中枢神経系でミエリンを作る細胞はオリゴデンドロサイト、末梢神経系でミエリンを作る細胞はシュワン細胞と呼ばれています。

ミエリンが軸索からはがれる(脱髄)と、神経細胞を電気信号が伝わっていく速度が遅くなるだけでなく、神経細胞が死んでしまうのだそうです。
手足のまひや失明などが起こる「多発性硬化症」は、ミエリンがはがれ落ちたことが原因だとされています。

ミエリンの修復については、通常は自然に起こっているとのこと。
しかし、ミエリンを作るオリゴデンドロサイトとシュワン細胞に血流が行き渡らないなどの原因で、ミエリンは修復されないようです。
血流をよくするには、「温かい血で女性の体を満たすということ」でも書きましたが、体を温めて血を増やす食品を摂取しすることが大切です。

そしてやっぱりウォーキング。
家の外を歩き回って、皮膚で風を受け、小鳥のさえずりなどを聞き、空気をかぐのは五感を刺激して脳の血流を増やすことにつながります。
同時に、ウォーキングという全身運動で、体も脳も血流が活発になるのです。
「女の不調を解消したいなら歩くしかない」と書きましたが、男性も歩くことが重要ですね。

取材した脳神経外科医によると、猫背などの悪い姿勢は神経を圧迫させるのだそうです。
この医師が光トポグラフィで測定したところ、姿勢をよくしただけで脳の血流量が1.22倍増えたとのこと。

脳トレと称したゲームを背中を丸めて座って行うよりも、ウォーキングのほうは脳のためにはよいと私は思っています。骨盤回しなどで姿勢をよくしてからウォーキングを行うと、脳の血流をアップする効果が高まると期待できます。

話を神経に戻すと、昔は脳や神経の研究はニューロンのことばかりで、グリア細胞はわき役、あるいは悪役にされてきたようです。
それが1980年代頃に細胞内カルシウム濃度研究法や二光子レーザー顕微鏡などの技術によって、グリア細胞の機能が発見されて研究の主役になってきたとのこと。

私が高校生だった頃と今とでは、生物の教科書の内容もずいぶん変わっているのだろうなと思った次第です。

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秋のカゼと漢方薬  葛根湯も活躍しました

空気が乾燥してのどや鼻の中も乾燥しがちな秋のカゼで使った漢方薬
麦門冬湯(ばくもんどうとう) のどなどに潤いを与えてタンが出やすい状態にしたり、セキを鎮めたりすることが目的
葛根湯(かっこんとう) ゾクゾクと悪寒がするときに体を温めて楽にすることが目的
銀翹散(ぎんぎょうさん) のどの腫れを抑えることが目的
辛夷清肺湯(しんいせいはいとう) 黄色でねっとりとした鼻水やタンを出やすくすることが目的


めったに体調を崩さない
息子もカゼをひいてしまった

今年の秋は異常気象。
半袖で過ごせるほど暑い日もあれば、冷たい雨が降る日もあって、気温の変化が激しいと感じています。
昨日の昼間も、もう11月なのに半袖の人を多数見かけました。
このような天候のせいでしょうか、近所の小学校でマイコプラズマ肺炎が流行していたそうです。

2週間ほど前の金曜日、ウチの息子が発熱し、学校を早退しました。
帰宅後寝かせていたら土曜日の朝には熱が下がったので、息子は友達と近所のお祭りに出かけました。
すると土曜日の夕方に再び熱が上がり、セキが出るようになりました。
食欲もあり、元気なのですが熱が下がらない状態が月曜日の午前中まで続きました。
私は「普段のカゼとは違う」と思ってインターネットを検索すると、マイコプラズマ肺炎の症状に似ています。
そこで抗生物質をもらうために、息子を近所のクリニックに受診させました。
「マイコプラズマに違いない」と私は確信していたのですが、胸部レントゲン検査と血液検査からどうやら違うという診断になりました。
胸部レントゲン検査の写真で肺にもやっとした影がなく、血液検査の結果で白血球とCRP(炎症反応)の値が高かったのです。
医師も「検査結果からマイコプラズマ肺炎ではないということになりました。しかし、レントゲンでぼんやりとしている部分が肺炎が起きかけているのではないかと」などと話していました。

その医師の話では、マイコプラズマ肺炎でマクロライド系抗生剤が効かない例が増えているとのこと。
5歳の男の子の症例を胸部レントゲン検査の写真を使いながら説明してくれました。
それでテトラサイクリン系抗生剤を息子に使うことにしました。
医師は「1日飲んで効果がなかったらすぐに受診してください」と話していたのですが、ピタリと合ったようで、息子の症状は1日で消えてしまいました。

カゼでも元気だった息子とは大違い!
私は頭も体も痛くてたまらなかった

息子がカゼをひいたときに、「私も危ないな」とは思っていました。
病人の世話をするわけですから感染しても仕方ありません。

しかし、私のカゼの症状も使った薬も、息子とは完全に違いました。
2日間寝込み、頭痛や体の痛みなどの諸症状の強さは、インフルエンザに匹敵していました。

私の場合は、最初は肩とふくらはぎの痛みが現れました。
「昨日、重量挙げでもしたかな?」というような筋肉痛に近い痛みです。
ストレッチやマッサージでは解消せず、不快だなと思っていました。

痛みが4~5日続いた後、昼間に起きているのがつらくなり、寝込むと同時に発熱とセキ。
ゾワゾワと悪寒がして、頭が締め付けられるように痛みました。
いつものカゼとは様相が違い、「これはウイルス性じゃなくて細菌性だな。抗生物質が欲しいな」と思いました。
ただ、寝込んでしまったのが祭日。
近所の病院は開いていません。

それで一か八か、2年前に耳介軟骨膜炎 (じかいなんこつまくえん)を患ったときに処方されたペニシリン系抗生物質を飲むことにしました(自己責任です!!)。
加えて、悪寒がするので葛根湯も飲みました。

葛根湯は、悪寒にはとてもよく効きます。
スムーズに熱が上がっていくので、不快な寒気が取れて気持ちがいいのです。
私の場合は、「1日3回食前」などは気にせずに、再び悪寒が現れたら葛根湯を飲みます(これも自己責任です)。
つまりは、症状が出たら何度も葛根湯を飲み、症状が消えたらすぐにやめるということです。

悪寒とともに咳も出たので、麦門冬湯も飲みました。
空気が乾燥する秋のカゼに、潤いを与える麦門冬湯はぴったりだと思っています。
加えてタンが絡まるとセキがひどくなるので、枕元にはお茶を用意して、ちびちびと飲んでいました。

発熱した翌朝、明らかに体の調子がよくなっていたので、引き続きペニシリン系抗生物質を飲みました。
朝から夕方にかけては、頭痛が激しかったものの、熱は37度台まで下がりました。
頭痛については、「いきなり棒で殴られた」という感じの耐えがたい痛みでした。
夜にだるくなってきたので、ペニシリン系抗生物質と葛根湯、麦門冬湯を飲んで8時に寝ました。
しばらく眠った後で目覚めると、パジャマが汗でグッショリ。
着替えてからもう一度眠り、次の朝で頭痛もかなり軽くなりました。

セキをし過ぎたせいでのどが腫れて敏感になっていたので、銀翹散と辛夷清肺湯を飲みました。
銀翹散については「カゼのひき始めでのどが痛いとき」が適用とされていますが、カゼの末期だろうがのどが痛いのですから飲みました。
私の場合は、葛根湯と同様に「1日3回食前」などは気にせず、のどが耐えがたく痛くなったら銀翹散を飲んでいます。
辛夷清肺湯については鼻詰まりや副鼻腔炎に使われることが多いようですが、「清肺」とつくからには呼吸を妨げるタンにも効果があるはず。
また、この頃のタンがなんとなく後鼻漏も混じっている気がしたので、辛夷清肺湯にした次第です。

カゼをひいて思ったのは、漢方の専門家が言っていたとおり、カゼは症状がコロコロ変わるということです。
痛み→発熱→セキ→頭痛→のどの腫れ→後鼻漏(かな?)・タンというのが、今回の私のカゼの症状の変遷でした。
症状は体の自然治癒力が高まった結果として現れることがあります。
細菌が体に入ってきた反応で炎症が起こり、痛みが現れるわけですが、痛みが強すぎると眠れなくなる場合があります。
睡眠が浅くなると体力が回復しないので、自然治癒力が高まり過ぎるのも問題があると言えます。
漢方薬には自然治癒力を適度に高めたり弱めたりして、私たち人間にとってちょうどいい状態に整える効果があるように思います。
漢方薬のパッケージには「カゼのひき始めに」などと書かれていますが、「のどが乾燥しているから」「再び熱が上がりそうだから」などと自分の今の症状に合わせて漢方薬を利用するといいのかも。

空気が乾燥してのどや鼻の中も乾燥しがちな秋のカゼで使ったのは、以下の漢方薬でした。
○麦門冬湯 のどなどに潤いを与えてタンが出やすい状態にしたり、セキを鎮めたりすることが目的
○葛根湯 ゾクゾクと悪寒がするときに体を温めて楽にすることが目的
○銀翹散 のどの腫れを抑えることが目的
○辛夷清肺湯 黄色でねっとりとした鼻水やタンを出やすくすることが目的

以前のブログに「『なんでも葛根湯』には注意を」と書いたことがあります。
そのせいか、検索ワード「葛根湯 効かない」でブログにアクセスする人も多いようです。
私自身、葛根湯が効いていることをここで少し強調しておきたいと思います。

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販促用のZine第1弾は「骨盤」がテーマ

Zine第1弾のテーマに選んだのは、体の要「骨盤」。
雑誌を21年編集してきて、何度このテーマで特集したことか!!!
普段から骨盤を意識して生活すると、痛みなども起こりにくく快適に過ごせるし、くびれができて女性らしい体形になります。

ラフの表紙はこんな感じになりました。
Zineplan

早速Zineのレイアウトを組んでみたのですが、A5では全然テキストが収まりません!
伝えたいことが多すぎるし、A4変型の雑誌を編集していた頃の癖で原稿整理をしてしまうからですね。
版型が小さいしページも少ないからZineは楽に作れるな~なんて思っていたら大間違いでした。

話は変わるのですが、作文教室のこと。
「最初は少ない文字数で作文を書かせる」という教室もあるようですが、私はそれをお勧めしません。
前に述べたように、文章を構成する癖みたいなものができるので、最初から原稿用紙3枚を書かせ、慣れておいたほうがいいと考えるからです。
ちなみにウチの子どもの場合、自転車は最初から補助輪なしでした。
足で地面を蹴って自転車を前に進ませて、バランスを取る癖をつけさせたかったからです。
まあ、作文も補助輪も余談ではありますが。

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「自分は何もせず、他人や周囲の環境だけを変えたい」と思うから不眠になる

アルフレッド・アドラーの『人はなぜ神経症になるのか』を読んでいたら、今回のブログのタイトル「『自分は何もせず、他人や周囲の環境だけを変えたい』と思うから不眠になる」というようなことが書かれていました。
昨日のブログで「不眠になりました」と書いたのですが、月経前だけが原因ではなかったと思い至りました。
「知恵の木」の物件探しで、私は神経症のような考えをしていたのです。

9月27日のブログで「ここと目星をつけていた物件が空きそう」と書いたのですが、10月3日にはその物件では普段着というか部屋着で食事をしている人がいたと書いています。
どうやらこの物件は以前の借主が別の業種に切り替えた模様。つまり空き物件にはならなかったわけです。

同じ10月3日のブログで、眼鏡屋さんが移転して空き物件が出そうと書きましたが、不動産屋に問い合わせると建物自体を取り壊す計画があるので、新たな店子を入れないとのこと。

私が目をつけているエリアで空きの貸店舗はないという現実。
だったらどこかが空くまで気長に待つか、別のエリアで探すのが建設的な態度なのですが、私はそうではありませんでした。
目をつけているエリアで、いつも客が入っていないお店に、「早く出ていけ~」と心の中で呪いをかけていたのです。「どうやってあの店は存続できているのだろうか」とネットで調べることもありました。

あああバカだな~、私。

アドラーによれば、自分のことだけに心を奪われ、現実をゆがめる考え方をして、ありえない安全を要求していると神経症になるそうです。

すでに商売しているお店の人に対し「出ていけ~」と呪いをかける→自分のことだけに心を奪われて、他人への配慮がない
目をつけているエリアでお店を開くことにこだわる→現実をゆがめる妄想
そのエリアで家賃分以上の利益を上げる商売をしたい→ありえない安全を要求している

私が目をつけているエリアでお店を開いたとしても、利益を出せるかどうかは神様しかわかりません。
やってみなければわからない未来のことなのに、失敗を恐れ、「家賃分は利益を出したい」という安全志向だけで目標が見えなくなってきて、行動を恐れていました。
さらには、「物件がないから、今の私にはどうすることもできない」と希望を失った人を自分に対して演じていたわけですね。

アドラーは神経症の人に次の2つを提案したそうです。
「あなたにとって、気持ちのいいことだけをしてください。少なくとも不愉快なことはしないでください」
「どうすればほかの人を喜ばせられるのか、考えましょう」

まずは「早く出ていけ~」と心の中で呪いをかけることについて、不愉快なのでやめます。

ちなみにアドラーは「罪悪感は邪悪である」というニーチェの言葉を引用していました。
自分を責めて落ち込むことで、他人の注目を集めようとするからなのだそうです。
私も、呪いをかけたことへの罪悪感は持たないことにします。
そもそも、私が呪いをかけていたなんて誰も知らないから、罪悪感を抱いたところで周囲の人間は「はて?」と首を傾げるだけでしょうね。

『人はなぜ神経症になるのか』に書かれている内容には、私自身だけなく、私の母親にも思い当たることがありました。
もしかしたら、世の女性は大なり小なり神経症予備軍なのかもしれません。
というわけで親子関係や仕事、夫婦関係で不愉快なことが生じていると感じたら、『人はなぜ神経症になるのか』を読むことをお勧めします。

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