カテゴリー「スキンケア」の27件の記事

今井龍弥医師の知恵袋

今井龍弥医師の単行本の企画を複数の出版社に提案したのですが、断られました。
祥知出版で出したいとも思ったのですが、既刊2冊も売り伸ばせていない状況での依頼は著者に失礼に当たります。印税も発生しないし。
そこで、ブログで書き残していくことにしたわけです。
お金がかからず、非常に役立つと思っております。
今井医師は教育についても取り組んでいて、トイレットペーパーのロールを使って微分積分を説明していました。
引きこもってしまった子どもでも、学力をつけることで進学できるし時間を取り戻せると。
健康と教育。
私は今井医師からたくさん影響を受けているようです。

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アトピーの子どもがいる人はぜひ『アトピー治療最前線』を読んでください 後編

『アトピー治療最前線』(NHK取材班 編、岩波書店)には、アメリカの栄養士がアトピー性皮膚炎の45歳の女性に語っていた内容が書かれていました。

「あなたのこれまでのカルテを見ると、何回もアレルギーテストを受けていますね。テストを受けすぎて、自分でも混乱しているのではないですか。そんな時、医師から食物を避けるようにと言われたら、こわくて避けるものがどんどん増えていって、最後には極端に制限された食事になることは、よくあるケースです。」

厳しい食事制限については、日本でも子どもの発育・成長を妨げると医師が問題を指摘しています。

ここからは私の考えなのですが、「では、食事については考慮しなくてもいいわけですね」という結論にはなりません。
食事療法を含めた健康法に対して、0か100かという態度を取る人がけっこういます。
やるなら徹底的にやる。やらないならまったくやらない。
しかもストイックを通り越して盲目的な印象もあります。

しかし、多くの不調が、0か100かという態度では治らないケースがほとんど。
特にかゆみ・カサカサといった皮膚の症状については、スキンケアやストレスが複合的に関係しているので、「ダニの駆除だけバッチリやっていれば治る」「食事制限さえしていれば十分」というわけにはいかないようです。

『アトピー治療最前線』では、今山修平医師の「足して10で発病」の理論が紹介されていました。
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能の低下といった患者自身の異常、そしてダニや花粉などの外界からの関与が積み重なることで発症するという考え方のようです。

■皮膚の機能異常(患者自身の異常)
皮膚のバリア機能低下
汗の中の免疫グロブリンの分泌低下
皮膚表面の細菌叢の異常
表皮内のマスト細胞
表皮内の神経の増加
そのほか

■アレルギー(外界からの関与)
環境抗原(ダニ、花粉など)
食物抗原(特に乳幼児で)
接触抗原(細菌、金属など)
そのほか

上記のような原因を足していって10になれば、アトピー性皮膚炎が起こるということです。
例えば、皮膚のバリア機能低下3点+皮膚表面の細菌叢の異常3点+表皮内の神経の増加2点+環境抗原2点=10点→発症となります。
原因に対応する点数には、個人差が大きいでしょう。
同じ10点で発症した患者さんでも、皮膚のバリア機能低下の点数が高い人もいれば、表皮内のマスト細胞の点数が高い人もいるわけです。
○○という療法だけでアトピー性皮膚炎が治るわけではありません。
また、ある人が○○という療法だけで治ったとしても、原因に対応する点数は人それぞれなので、別の人にも有効とは限らないのです。

しかし、『アトピー治療最前線』で紹介されていたドイツでの試みは、多くの患者さんに効果を発揮するのではないかと私は考えました。
アトピー性皮膚炎が患者さん本人だけでなく、その周囲の人も含めた心の問題と深くかかわっていると、ドイツでは認識されているようです。
1歳の赤ちゃんがアトピー性皮膚炎の場合は、母親の精神的な状態も考慮されているということです。
日本の皮膚科でよく聞かれる「かくと悪化するんだから、お母さんがちゃんと管理してあげなきゃダメじゃない」といった、母親の精神的負担を重くする発言はドイツではなさそうです。

この本で紹介されていたのは、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんを持つ母親へのカウンセリングでした。
30分以上にわたってカウンセリングが行われ、カウンセラーが語りかけるというよりも丁寧に母親の話を聞いていたのだそうです。
私が思ったのは、「日本にも母親の話に耳を傾けるカウンセラーが皮膚科にいたら、子どものアトピー性皮膚炎は軽快するのではないか」「完全とはいかなくても、日常生活では不都合のない程度まで治るのではないか」ということです。

『アトピー治療最前線』に掲載されていたドイツの大学教授の言葉を抜粋します。
「重いアトピー性皮膚炎の子どもの母親は、しばしば義務感が強すぎ、几帳面すぎて、子どもの世話もかなり厳しいということがわかりました。
 ここで注意すべきなのは、責任を母親に押し付けてはいけないということです。母親は子どもをとても愛しているのですから。ただ、あまりにもすべてをきちんとやろうとするのは問題です。」
皮膚をかきむしる子どものアトピー性皮膚炎のケアで夜も眠れず、苦しみ、不安を抱いて、ストイックにダニ退治や食事制限を行っている親たちに、医師をはじめ周囲の人間がさらなる責任を押し付けてはいけない。修正すべきなのは、そのストイックさだと教授は語っています。

最後に、前記とは別の大学教授の言葉を紹介します。
「私たちは、まず親に対し、子どもがなぜ病気なのかを説明します。どの子もアトピー性皮膚炎にかかるわけではない。その体質は、遺伝的なものです。しかし、発病をうながすような外部の環境もあります。そして、この外部要因に影響を及ぼすことによってのみ、子どもは健康になれます。病気が治るわけではありませんが、健康になれるのです。」

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アトピーの子どもがいる人はぜひ『アトピー治療最前線』を読んでください 前編

『アトピー治療最前線』(NHK取材班 編、岩波書店)は1997年に出版された本ですが、内容は今もまったく古びていません。
世界の医療機関ではどのようにアトピー性皮膚炎にアプローチをしているのか、特にアトピー性皮膚炎の子どもを持つ人に知ってほしいと、この本を読んで思いました。

「アトピー性皮膚炎」という病名が生まれたのは1933年。
ニューヨーク大学医学部付属病院 皮膚科病棟に、マリオン・サルツバーガー博士が勤務していました。
サルツバーガー博士が、ぜんそく持ちで、わきの下や首の後ろ、胸など特定の場所に現れるなどといった特徴がある皮膚炎を「アトピー性皮膚炎」と名付けたそうです。

同じくサルツバーガー博士が、1952年にアトピー性皮膚炎に対して初めてステロイド剤を使用したとのこと。
ですから、アトピー性皮膚炎にステロイドを使い始めたのは65年前ということになります。

アメリカの症例ですが、アトピー性皮膚炎に対して食物アレルギーの面からアプローチした女性が紹介されていました。
この女性は食べることに恐怖や不安感を抱くようになり、自分で大丈夫と判断した10品目しか口にしてこなかったそうです。
恐怖や不安感からのストレス、栄養面の偏りで、皮膚の症状が改善しなかったことが指摘されていました。

ここで私が思ったのは、今の日本でのことです。
アトピー性皮膚炎に対して、小児科医には除去食を強く勧めるケースが多く見受けられました。
アトピー性皮膚炎のみならず、「○○は子どもの知能を低下させる」「△△は毒だ」と言う人がいますね(○○も△△も昔から食べられている、一般的な食品です)。
その結果、アトピー性皮膚炎で極端な除去食を子どもに与えている親がいるように思うのです。
かなりやせているアトピー性皮膚炎の子どもを、私は見てきました。

アトピー性皮膚炎には、さまざまな「原因」と治療法があります。
「原因」とかっこづけにしたのは、確定したわけでなく、あくまでも説に過ぎないからです。

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中途半端な湿潤療法に涙

産褥熱(さんじょくねつ)とは、分娩のときなどに生じた傷から細菌に感染して起こる発熱です。

紀元前4世紀頃に活躍したヒポクラテスの著書『流行病』第3巻には、産褥熱について記述があるそうです。
産後3日目に悪寒を伴う高熱があり80日目に死亡したとのこと。
産褥熱などの病気はミアズマ(瘴気)により発生すると考えられていたようです。

昔は出産施設が病院ではなかったから産褥熱が発生したとつい考えてしまいますが、実際はそうではないようです。

名古屋大学の青木國雄名誉教授は、「助産婦が中心だった出産では、母子ともに事故は少なくなかったが、産褥熱は少なかった」と書いています。
17世紀頃のヨーロッパで、出産は自宅より設備と医師のいる産院が安全という風潮が生まれ、施設出産が増えるに伴って産褥熱が増加し始めていたのだそうです。
その理由は、当時の医師は死体の解剖などを行った後に徹底的な手洗いを行っていなかったこと。
助産婦は解剖を行わないので、病原体を運ぶことは少なかったわけです。
理由を発見したのはゼンメルワイス(1818~1865)という医師でしたが、当時は彼の説を医学界の権威が否定し、学会などでほとんど認められなかったとのこと。失意のうちに彼自身が解剖中に負った傷が原因の感染症で亡くなったのだそうです。
ゼンメルワイスの死後、彼の説が認められて、現代に至ります。彼の説が認められるまで、たくさんの産婦が産褥熱で命を落としたのでしょう。

ゼンメルワイスのおかげで院内感染という概念ができて、産婦の命が救われたのですが、だからといって私は「何事にも消毒が重要」「手洗い必須」とお伝えしたいわけではありません。
むしろ逆で、病原体がうようよしている病院や非衛生的な場所でもない限り、日本の一般家庭で消毒や洗い過ぎは皮膚の健康を損なう可能性があると考えています。

傷の治療についても消毒をしない湿潤療法の効果を実感し、自分と子どもには湿潤療法を行っています。
小学生の娘が頭皮が2センチほどパックリ裂ける傷を負ったときにも、湿潤療法できれいに治しました。
このとき、担任の教師にも連絡帳で娘が病院に行っていないこと、湿潤療法を行っていることを伝えました。

そのせいでしょうか、先日、学校の帰り道に娘がひざの傷を見せながら「○○パッド(湿潤療法のための商品)を貼ってって、先生が言ってたよ」と言ってきました。
授業中に転んでケガをしたのだそうです。
私は「わかった。けれど、消毒はしていないよね?」と聞くと、消毒はしたと言います。
うーん、これでは傷の細胞がダメージを受けてしまうんですよね。
それでもとりあえずということで、○○パッドを娘の傷に貼りました。
傷の様子を確認しているのですが、消毒していないときよりも治りが悪い印象です。

まだまだ世の中、「傷は消毒する」が主流で、湿潤療法については中途半端に広まっているようですね。
消毒するのは、治療を行う私たちの手や器具。
免疫力が低下している人や、糖尿病などで傷が治りにくくなっている人がケガをしたときや、傷が深くて感染症のリスクが高い場合は医療機関を受診したほうがいいでしょうが、元気な小学生の浅い擦り傷に消毒は必要ないでしょう。

なお、今回のブログを書くきっかけは、「ヒポクラテスの時代にも産後うつは確認されていたのか」を調べていたことでした。
そこで「産褥熱」が引っかかり、ゼンメルワイスの名前が出てきて、消毒や洗い過ぎと皮膚、そして湿潤療法について書いた次第です。

さらにゼンメルワイスを検索すると、湿潤療法で著名な夏井 睦医師の名前が出てきました。
夏井医師の著書にはゼンメルワイスを含めた消毒に関する記載があるそうなので、きちんと読まねばと思っているところです。

なお、夏井医師は糖質制限を推奨しています。
私が昨日ブログに書いた「産後すぐに糖質制限は行わないほうがいいでしょう」とは逆に立場にいます。
プロゲステロンと糖質との関係について、引き続き調べていきたいと考えています。

□参考文献
健康文化 40 号2005 年 9 月発行 「予防医学という青い鳥(4)産褥熱予防とその認知を拒んだ時代背景」 青木 國雄 名古屋大学名誉教授 http://www.kenkobunka.jp/kenbun/kb40/aoki40.pdf
『医学史とはどんな学問か』第1章 http://keisobiblio.com/2016/02/23/suzuki01/3/

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洗うのをやめたら、アトピー性皮膚炎が治った!かゆみが消えた!シミ・シワが消えた! 石けんよ、サラバ 続き

昨日のブログで、皮膚科の池田大志医師の『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』の内容を紹介しました。
本の内容で、「そうか!」という部分と「どうなんだろう」という部分がありました。

○今すぐやめよう!トラブルを招く日常習慣
すべての基礎化粧品(化粧水、乳液、美容液、クリームなど)
パック
石けん
マッサージ
ピーリング
尿素入りクリーム
たばこ
ホホバオイル、オリーブオイル、ココナッツオイル、スイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルや馬油


■ピーリング
池田医師は「ピーリングが新陳代謝を活性化させる」は誤りと指摘しています。
そしてピーリングが勧められるのは、ニキビで毛穴の角質層が厚くなっているときに、角質層を薄くする目的で使用すること。
角質層がピーリングで薄くなると、毛穴が詰まりにくくなってニキビを予防できるわけです。

ここで私から注意を促したいのですが「ニキビを防ぎたいからピーリングしよう」と思わないでください。
毛穴が詰まりやすくなる理由を考えてみると、一つには角質層が乾燥して硬く委縮し、毛穴が縮むことが挙げられます。
さらに、ストレスと洗い過ぎによって皮脂の分泌が促されて、皮脂が分解されてできた物質によって炎症が起こり、皮膚が腫れて毛穴が縮むこともあります。

ピーリングによって角質層の表面がはがれて角質層が乾燥しやすくなると、ニキビができやすくなる可能性があるということです。
また、ピーリングで使用する薬剤によっては、皮膚に炎症を起こして、やはりニキビができやすくなるかもしれません。
思春期はニキビができやすくても、ピーリングは行わないほうがいいでしょう。

自分の判断でピーリングを行ってもいいのは、50代以降だと思います。一般に、50代のターンオーバーは75日程度と言われています。
新陳代謝のペースが落ちて、古い角質層が皮膚の表面に残り、見た目はくすみ、感触がザラザラして硬くなるからです。
私には小学生の娘がいますが、皮膚の感触は40代の私とはまるで違います。

皮膚を洗い過ぎないこと、ピーリングをやり過ぎないこと(1カ月に1回程度)が前提で、50代以降は穏やかな作用のピーリングを取り入れてもかまわないと私は思っています。

■尿素入りクリーム
尿素入りクリームについては、尿素について、私なりに考えました  で自分の考えを書きました。

個人的に思うのは、皮膚を触り過ぎるのがトラブルの最大の原因。
特にハンドクリームの場合、頻繁に、ゴシゴシと擦り込むように塗っている人も珍しくありません。
皮膚を守って回復させるには、こすらないことが第一。
傷ができている部分に化学物質を触れさせて炎症が起こらないように、尿素や界面活性剤などの薬剤が入っているクリームを塗るのではなく、ワセリンでカバーさせるのが望ましいと思います。

■キャリアオイル、マッサージ
インドの伝統医学であるアーユルヴェーダ(生命の科学)では、太白ゴマ油をマッサージに使用します。
太白ゴマ油はキャリアオイルに含まれます。
アーユルヴェーダでは赤ちゃんに対してもオイルマッサージを行っているので、「伝統医学で赤ちゃんにも行われてきたことだから、きっと問題ないだろう」と思う人も多いでしょう。

しかし、インドと日本では生活環境や習慣がまったく違います。
ポイントは、赤ちゃんをお湯で入浴させる習慣があるかどうかです。
私もインドに行ったことがありますが、清潔なお湯を入浴のために毎日使うなんて、よほどのお金持ちではないと無理かと思われます。
そのため、角層がお湯でふやけて弱くなる機会が少ないはずです。

「入浴でお湯に漬かる」という生活習慣ですでにダメージを受けている皮膚と、受けていない皮膚とでは、オイルマッサージの影響はまったく異なるでしょう。
アーユルヴェーダだけでなく、さまざまな療法でベビーマッサージが推奨されています。
親子の触れ合いはとても重要ですが、赤ちゃんをお湯で入浴させる習慣があるうえ、皮膚にキャリアオイルを塗ってこするという行為は、かぶれなどの皮膚トラブルを起こす可能性が非常に高いのではないでしょうか。

上記のことから、池田医師の本に書いてあるとおり、赤ちゃんにはキャリアオイルを使ったマッサージを行わないほうが安全。
以前取材した看護師からも「赤ちゃんにはキャリアオイルはNG。ベビーオイル(鉱物油)を使うものですよ」と私は言われました。

大人については、キャリアオイルが「角質層に浸透しやすく、角質層の構造を乱す可能性がある」という池田医師の指摘を頭に置いて、使用するといいのかもしれません。


子どもたちが通う小学校にも、一目で「アトピーなのね……」とわかる小学生がいます。
私がおせっかいなのは重々わかっているのですが、「ふろに入らない・洗わないという選択肢もありますよ~」「お金がかかりませんよ~」と伝えられたらと思っています。
とはいえ、いきなり小学生とそのお母さんに「怪しい者ではありませんが」と話しかけて『ふろに入らないほうが美肌になる』と池田医師の『男が育休を取ってわかったこと』を渡すのも、むしろ怪しい。
そんなこんなで、やっぱりブックカフェを開くのが一番なんだろうなあ、口コミを広げていくことが大事なんだろうなあと考えています。

絶望しないためには、選択肢を増やすこと。
その選択肢はお金がほとんどかからないことが重要。
そんな選択肢を一つでも多く見つけ、一つでも多く伝える。

21年も雑誌編集者として働いてきたからには、読み捨てられがちな雑誌で情報紹介するだけでなく、たくさんの選択肢があることを直接誰かとお話ししたり、本として残したりできればと思います。

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洗うのをやめたら、アトピー性皮膚炎が治った!かゆみが消えた!シミ・シワが消えた! 石けんよ、サラバ

皮膚科の池田大志医師の『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』を読みました。
非常によい本ですが、一つ残念な点があります。
それは、「肌断食」と混同されて、「また、その手の本か……」と誤解される可能性があること。
実際に私がそう勘違いしていたのですが(汗)、この本は美容ではなく症状改善を目的として書かれた本です。
アトピー性皮膚炎や敏感肌、大人ニキビに悩む人にお勧めです。

池田大志医師は『男が育休を取ってわかったこと』に、以下のことを書いています。

○池田流ベビースキンケアのすすめ(『男が育休を取ってわかったこと』より抜粋)
「毎日の入浴」を習慣にしないこと
「週2~3回の入浴」がちょうどよい
赤ちゃんの肌に石けんは必要ない
清潔さを保つには「ぬるま湯洗い」で十分
新生児ざ瘡と脂漏性湿疹には適度に石けんを使用してもかまわない
必要以上に石けんを使用すると、肌のバリア機能を損なうので注意が必要
赤ちゃんがお湯につかると乾燥肌になりやすい
お湯につかりたくなる寒い季節でも、つかるのは2~3分まで
赤ちゃんの肌をガーゼタオルで拭いてはいけない
ぬるま湯をかけて流すか、ぬれた手でなでるくらいがちょうどよい
赤ちゃんの胎脂は汚れではない
さまざまな役目をもつ胎脂は洗い流さず、大切に残しておこう
繰り返す湿疹は「洗濯洗剤のすすぎ残し」が原因になりうる
「洗剤なし洗濯」をおすすめする


大人も同様で、乾燥やかゆみを改善させるためには「洗わない」ことが大事だと述べられていました。『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』の内容をかいつまんで紹介します。
なお、ここではクレンジングや洗顔料、ボディソープ、石けんをひっくるめて「石けん」と表記します。
「敏感肌用」「肌に優しい」とうたった商品も「石けん」には変わりありません。

○洗顔
1日2回以下、水か体温よりも低い湯で洗う
石けん・シャワーは使わず、こすらない
化粧が少し残るくらいがちょうどよい
※化粧をしなければ1日1回
※皮脂の分泌が少ない高齢の人は数日に1回

○メイク
水か体温よりも低い湯で洗うだけで落とせる化粧品を使う
ファンデーションはパウダータイプで、毛足の長いブラシを使う
※パフは使わない

○紫外線対策
パウダータイプの日焼け止めを1~2時間おきにつけ直す

○乾燥対策
かゆみやチクチクといった不快感がある部分にだけ、ワセリンをつける
※ワセリンの1回量はマッチ棒の頭
※ベタつきを感じたらティッシュペーパーで軽く押さえて、余分なワセリンを取り除く

○入浴
なるべく湯ぶねに漬からない
石けんを使わない
髪と頭皮をお湯だけで洗う

○今すぐやめよう!トラブルを招く日常習慣
すべての基礎化粧品(化粧水、乳液、美容液、クリームなど)
パック
石けん
マッサージ
ピーリング
尿素入りクリーム
たばこ
ホホバオイル、オリーブオイル、ココナッツオイル、スイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルや馬油(角質層に浸透しやすく、角質層の構造を乱す可能性がある)

『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』の巻末には体験談が掲載されています。
毛穴の開きやシミ、シワ、大人ニキビ、かゆみ、色素沈着が改善していました。
ちなみに池田医師も上記のスキンケアを行っていて、顔の皮膚が非常に美しいのだそうです。

最後に、健康雑誌の編集者を21年間やってきた私も、皮膚科医や患者さん、美容家から聞いてきた話をもとに本を作りました。
「洗わないスキンケア」をテーマに、日常的な習慣や思い込み、ストレスで皮膚を洗い過ぎるためにトラブルが起こっていること。
トラブルを防ぐために、赤ちゃん、子ども、思春期、大人の年代別にスキンケアを具体的に紹介しています。

『ふろに入らないほうが美肌になる  「洗わない」スキンケア年代別ガイド』
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継続は美の力なり

<p>無題 1</p>

「20代にしか見えない奇跡の40代」と呼ばれている、フリーアナウンサーの中川祐子さん。
取材させていただくことになり、プロフィールなどを調べていて「うん??」と引っかかりました。
私と同じ年齢で、同じ大学を卒業されていたのです。
専攻テーマも同じ。
ということは、同じゼミだったわけです。

慌てて卒業アルバムを引っ張り出して確認したら、中川祐子さんの写真がありました。
それで「話をしたことはないけど、ものすごくカワイイ子がいたわね」と思い出したのです。
正直、「奇跡」や「美魔女」とは無縁の、非常に地味でまじめな大学です。
ですから、「こんなにきれいで、メディアで活躍している人もいたんだ」と誇らしくなりました。

そして取材当日。
中川さんはすごく顔が小さいしほっそりしていて、私と並ぶと娘にしか見えないでしょう。
同年齢でも40代年相応と、20代に見える奇跡の女性ですからね。

ただ、お話を伺うと、奇跡ではなかったのです。
中川さんは美容や顔の構造の本を読んで「表面ではなく奥にある筋肉に働きかけなければ、顔は衰える」という結論を出したそうです。
そして20代から、顔の筋肉を鍛えるエクササイズを毎日欠かさずやってきたとのこと。

勉強と実践、そして継続。
まるで受験生(笑)。
勉強家であったことと、たゆまぬ努力が、「奇跡」と呼ばれ大きな結果を生んだのです。

一方、自分の顔には関心がなく「まあ、いっか」で20年を過ごした私には、老け顔という結果が出たわけです。

いちばん大きな差は、中川さんの表情が明るいこと。
自分のために努力することで、気持ちも前向きになるからでしょうね。
「もういい」というあきらめや「別に~。私これでいいし~」とふてくされた態度よりも、断然、好感度が上がります。

中川さんの取材の後、町で行き交う女性の顔をウォッチングしていたのですが、年齢が高くなるに比例して口角が下がる傾向が見られました。
それに伴って、不機嫌そうに見える度合いは高くなり、好感度は下がります。
そんな発見をして「ひえ~」とおののきました。
今さら美人になりたいとは思いませんが、「なんだか常に、とっても不機嫌そうなおばさん」には見られたくありません。

というわけで、顔のトレーニングを継続中です。

関連記事は 口が怠けて、たるんでいた!! 顔の筋トレのススメ です。

なお、中川さんのブログには、私と並んで写った写真がアップされています。この写真を見ると、中川さんの「奇跡」が一目瞭然。顔のトレーニングの効果を確かめるという意味では、とてもいい写真です。

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「自分がアトピーだから子どもも……」とは思わないでください

「ふろに入らない」「洗わない」スキンケアについて情報を集める原点となった取材があります。取材先の先生にご迷惑がかかるといけないので、ここでは名前を伏せておきます。
東京都内で開業されている、皮膚科医の女性です(そのような女性はたくさんいますが)。

私が編集者として先生にお会いしたのは15年ぐらい前。
他誌のインタビューで、「わーと大声で叫ぶことがスキンケアになる」というようなおもしろいお話をされていたので、ぜひ取材したいと思っていたのでした。
「肌の手入れ○と×」というテーマの取材で実際にお会いすると、ほぼスッピンでニコニコと笑顔。
保湿はどうしたらよいか、紫外線対策はどうしたらよいか、などと細かいテーマで取材していきました。
その中で印象的だったのが、「やり過ぎなのよね」という言葉。

皮膚科医として紫外線対策の重要性は語るが、紫外線に対して神経質になったり、日焼け止めを塗り過ぎたりするのはかえってよくないというスタンス。
「私はね、なにも塗っていないのよ」と笑っていました。
診察でほぼ1日クリニックにいるし、ちょっと買い物に出る程度で日焼け止めは塗らなくてもよいという判断のようでした。

もう1つ印象的だったのが、同行したカメラマンへの言葉で「目をこする癖があるわね」。
20代女性のカメラマンでした。
取材風景の撮影なので先生の近くにはいなかったのですが、先生は彼女の皮膚が気になったようでした。終始笑顔だった先生が真顔になったことを覚えています。

取材の本題とは違うところで、スキンケアについては「やり過ぎない」「何気ない癖に注意」ということが私にはインプットされ、今に至りました。

同様に東京都内で開業している皮膚科医の女性には、21年間の編集稼業でたくさん会いました。
化粧品をいただいたり、エステを受けさせていただいたり、いろいろと親切にはしてもらったのですが、15年前に取材した先生のことが忘れられません。
これはもう、恋ですね(笑)。

結局、その先生への取材は1回だけだったのですが、私のアンテナが「やり過ぎない」「何気ない癖に注意」に立ったせいか、洗わない・塗らないことを推奨する皮膚科医や大学教授を取材する機会に何度も恵まれました。

2年前に取材した大学教授の著書を読んでいたときに、15年前に私が取材した先生について紹介されていました。
洗い過ぎない重要性や、ストレスと皮膚との関係について、先生が大学教授にレクチャーをしたのだそうです。
「つながっている」と私はうれしくなりました。

「やり過ぎない」「何気ない癖に注意」にプラスして、私なりにストレスと皮膚との関係を調べ、アトピー性皮膚炎の患者さんが体験談を記した本なども読みました。
そして、子ども時代の親の態度が、アトピー性皮膚炎が治らない一因かもしれないと考えるようになりました。これは、私自身の体験でもあります。
キーワードは「汚い」。
例えば、皮膚にホコリや泥が付いていたら「肌が汚い」。
そして、皮膚が乾燥してうろこ状にめくれたり、膿でグジュグジュしていたりしても「肌が汚い」。
汚れが付着しているときも、症状が現れているときも「汚い」と表現することが多いのではないでしょうか。

子ども時代に症状が現れた皮膚に対して、親が「汚い」と言う。
さらには、子どもが部屋を片づけていないときに、親が「部屋が汚いから、肌が汚くなる」などと言う。
親の語彙の少なさやおかしな結びつけなどによって、子どもはストレスを受けているかもしれないと思います。
また、「ホコリや泥は洗えば落ちるから、皮膚の症状も洗えば落ちる」といった観念が生まれる可能性もあるでしょう。

その結果、皮膚の症状がなかなか治らないのではないか。
大人になっても症状が治らない場合、子ども時代に刷り込まれたことを引きずっているのではないか。
アトピー性皮膚炎の患者さんの体験談を読みながら、大人になった「今」だけに注目するのではなく、子ども時代のことも検討することが皮膚の改善につながるかもしれないと思いました。

ただし、子ども時代に親が取った態度を責めたり、嘆いたりするのは、やめたほうがいいでしょう。
親との関係が悪化したり、自己憐憫から抜け出せなくなります。
「親の『過去の態度』は間違っていた」と結論付けるだけにして、これからのスキンケアについて考えてほしいと思っています。

今、子育てをしている人や、これから子どもを生みたいと思っている人は、「私はアトピーだけど、子どもは大丈夫」と判断してください。
遺伝する素因もあるでしょうが、それがすべてではありません。「自分のせいで子どもも」とは思わないでください。
体質改善をうたった高すぎる健康食品などを使わなくても、やり過ぎないスキンケアとストレスコントロールで対応できるはずです。

編集者として21年間働き、今は主にライターとして仕事をいただいている身分ですが、15年前に取材した先生にもう一度お会いして、スキンケアの記事が作れればうれしいですね。
以前は勢いだけの編集者でしたが、今は成長してさまざまな視点から原稿を書けるはず。
そう思うと、年を取ることも悪くないですね。

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やっぱりストレスで皮膚をかくんです

以下のブログで書いたことを、最近、自分自身が体験し「やっぱり」と思いました。

『「洗わない」スキンケア年代別ガイド』パート6  ストレスで引き起こされる「かく」「洗う」行為
http://shimeno.cocolog-nifty.com/zatubun/2016/03/index.html#entry-84797228

花粉症が原因で鼻の粘膜が荒れまくったようです。
ちょっとした気温の変化などでくしゃみを連発し、水のような鼻水がた~らたら出て止まらなくなりました。
寝ている間には鼻水に加え鼻詰まりが起こるので、息苦しくて夜中に何度も目が覚めます。
こうした夜が続いているので、慢性的な寝不足。

そんな中、パソコンに向かっているとき、ふと気づくと左手で右手の親指をポリポリかいていて、「あら!」と驚きました。
「イライラすると、皮膚をかく行為が現れる」と知っているので、顔を触ることについては注意を向けていました。
しかし、手についてはノーマーク。
寝不足と考え事のダブルストレスで、かいてしまっていたのです。
右手の親指は皮膚が赤く腫れているのですが、手元にステロイドがないのでワセリンでカバーしています。
手にも注意するようになったおかげか、腫れは少しずつ引き始めました。

ストレスを招いた鼻の症状を悪化させたのは、初期で手を打たなかったから。
「花粉シーズンが終われば、症状も消えるだろう」と放置し、結果としてこじらせてしまいました。

余談ですが、アーユルヴェーダの医師から私はヴァータ体質と診断されていました。
ここ最近は強風が吹きまくっているので、もともとヴァータ体質の私は不安定になりやすくなっているのね、などと納得していました。
納得する前にヴァータを鎮めるケアをするべきですね、はい。

さておき。
さまざまなストレスが皮膚には影響を与えていることを、今回は実感しました。

追記(2016年6月7日)

なにげない生活習慣とストレスが招く「洗い過ぎ」について1冊の本ができました
『ふろに入らないほうが美肌になる  「洗わない」スキンケア年代別ガイド』
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その後のイボ

息子のイボらしきものについて、昨年の10月にブログに書きました。

その後、ほったらかしに近い状態だったのですが、先日見ると患部がかなり浅くなっていました。
私の子ども時代も、土踏まずにイボと思われるものができたことがあります。
直径は7ミリくらいだったと記憶しています。
それについては、やっぱりほったらかしにしていたら、あるときポロッと取れました。
息子についてはかかとにできていたため、絶えず圧力がかかっているので、ポロッとはいかないようです。
それでも、確実に改善しています。
自然治癒力ですね。

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